市政ニュース
2013年10月4日

【決算特別委員会】大貫議員が都市整備局で質問

上郷開発にはノーの態度で望め

 都市整備局の審査で、大貫憲夫議員は、栄区で計画が進んでいる上郷開発について、質問しました。

横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる栄区の瀬上沢は貴重な動植物が生息する自然の宝庫であり、古代の製鉄遺跡や江戸時代の横堰などの文化遺産も眠る貴重な緑地です。2005年にこの瀬上沢に大規模な開発計画が浮上し、緑の保全を望む住民の署名運動などもあって、2008年横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、開発計画は中止となりました。しかし、2012年1月に地権者でもある東急建設は第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。現在は、都市計画提案に向けて計画内容の再検討や調整を行っているということです。

大貫議員は、人口減少社会を迎えて大規模開発の必要性が低下することから都市計画法が2006年に改正されており、マスタープランでも人口減少分に応じた市街地の縮減を想定した取り組みに着手しなければいけないとしていることから、上郷の開発を認めることは新たな市街地をつくることになり、マスタープランとも整合性つかなくなるのではないかと質問しました。

都市整備局長は、今後正式提案された後横浜市の評価委員会で総合的に判断していくことになると答えました。

大貫議員は、この上郷開発は都市計画提案制度で行われようとしており、これが実際的に認められればこの制度による開発が各地に波及するため、これ以上の開発はノーという態度でやっていただきたいと要求しました。

◎質問と答弁はこちらをご覧ください。


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