生活できる賃金をめざして、最低賃金を時給1,000円以上に
日本共産党横浜市議団は14日、市民の市長をつくる会の代表委員である柴田豊勝氏とともに、神奈川地方最低賃金審議会会長と神奈川労働局長あてに、最低賃金を1000円以上に引き上げることを求める申し入れを行いました。申し入れには大貫憲夫団長とあらき由美子議員が参加し、神奈川労働局労働基準部賃金課長の澁谷健一氏らが対応しました。
中央最低賃金審議会の小委員会は6日、2013年度の最低賃金引き上げの目安を全国加重平均で14円増額とし、現在の749円から763円にすることを決めました。神奈川県の引き上げ目安は19円で、目安どおり引き上げられれば868円になります。
申し入れでは、生活保護費とのかい離を縮小し、生活できる賃金をめざして、最低賃金を時給1,000円以上にする方向で、審議を行うことを求めています。
大貫団長は、最低賃金の引き上げは横浜市にとっても大切な問題なので、生活できる賃金をめざして良く審議してほしいと述べました。
柴田氏は、以前は最低賃金で働くのは学生や主婦などのアルバイトやパートが中心だったが、今では家計の担い手や学校を卒業した青年が非正規労働者となり、最低賃金で働かざるを得ない状況が多くなっており、最低賃金の引き上げは急務だと述べました。
澁谷課長は、審議会に伝えると返答しました。来週中には審議会で結論を出す予定だということです。
申し入れ書はこちらをごらんください。