2-2.5月15日
この日は、陸前高田市です。
まず、仮設の市役所で、日本共産党川崎市議団とともに議会事務局の職員(県から派遣)からレクチャーを受けました(写真9)。
その際、「陸前高田市における災害廃棄物の処理について」と題するペーパーが配布されました(資料3)。
処理方法が未定の堆積物を除くと、処理率は10%です。この表からいえることは、がれきはほとんど再資源化・リサイクルされること、処理方法はすでに定まっていて、広域処理を想定していないことです。国の指針によると、処理期限は、腐敗性のある廃棄物は、速やかに処分。木くず、コンクリートくずで再生利用を予定しているものは、適切な期間を設定。その他は、2014年3月末となっています。陸前高田市では期限が設定されている品目のうち、不燃物だけが大きく期限をこえる見込みとなっています。可燃物である木くずは、太平洋セメントで期限内に全量焼却されます。
説明員も、「燃えるものは(自己)処理していきたい」「燃えないものはどこに受け入れてもらうのが良いのか県と協議中」と述べられました。
レクチャーのあと、市内の一次集積所(写真10-1、2)、二次集積所(写真11)を巡りました。二次集積所で稼働中の重機数を40台余りで、処理は軌道に乗っていることを現認しました。
岩手県大船渡市、陸前高田市における震災がれき処理状況確認のための視察報告
その2は、こちらをご覧ください。
その3は、こちらをご覧ください。
その4は、こちらをご覧ください。
PDF版は、こちらをご覧ください。