市政ニュース
2023年12月20日

帯状疱疹ワクチン補助、中学校給食タバコ吸い殻混入事件の徹底解明を求める請願などの採択を

大和田あきお議員 討論に登壇

12月20日、横浜市会では、7万円の緊急支援給付金を含む物価高騰対策支援の補正予算を含む市長提出議案や請願の採決が行われました。採決に先立ち、大和田あきお議員(戸塚区選出)が登壇し、みどり税条例の一部改正の議案に反対、補正予算については、物価高騰支援対策に見過ごせない問題を指摘しつつ、非課税世帯への7万円給付の早期支給を求め賛成の討論を行いました。
また、委員会で不採択となっていた「帯状疱疹ワクチン接種費用の補助を求める請願」や「中学校給食にタバコの吸い殻混入事件の徹底調査を求める請願」「少人数学級の前進で、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願」「横浜の保育・子育て支援施策の拡充を求める請願」など5件の請願の採択を全議員訴えました。
採決の結果、37件の市長提出議案が原案通りに可決。7件の請願はいずれも反対多数で不採択になりました。

「帯状疱疹ワクチン接種費用の補助を求める」の請願について、大和田議員は、全国で204の自治体で帯状疱疹予防ワクチンの公的助成が導入され、神奈川県内においても、海老名市、清川村、松田町、箱根町、愛川町、南足柄市などで助成が拡がっているが、横浜市ではワクチン接種への助成がなく、ワクチン接種の費用は高額であり、横浜市で接種を受けることに困難が生じていると指摘し、改めて政党・会派の枠を超えて請願への賛同を呼びかけました。
また、「中学校給食に煙草の吸殻混入事件の徹底調査を求める」請願について、大和田議員は、10月5日、民間工場で中学校給食の食材であるジャガイモを調理している鍋から、タバコの吸い殻が発見されたが、市教育委員会の調査では詳細な報告も、異物混入の経緯も明らかにできなかった。日本共産党は、緊急に市教育委員会に原因に対する再度の調査を求め、事業者に責任を果たすよう申し入れを行った。しかし、市教育委員会はその原因を未解明のままにした。その後、本定例会に市民団体から徹底調査を求める本請願が出され、常任委員会審査の中で、保健所による立ち入り調査の報告書に、同一銘柄の喫煙者の存在が記載されているとの事実が明らかになり、これまでの方針を一転し、原因を再調査すると表明。深刻なのは、これらの問題が常任委員会や議会には、一度も提起されていなかったことだと強調し、市民からの請願がなければ、この問題点が明らかにならなかったと訴えました。そして、「今後は、2度とこのような事態が起こらぬよう、調査結果の詳細と再発防止策の公表を行うべきではないか」と賛同を呼びかけました。しかし、日本共産党が賛成した5件の請願は自民、公明、立憲、維新などの反対で不採択となりました。

2023.12.20本会議討論.大和田①

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