上郷の自然をまもれ、安心・安全な土地造成かどうか調査を
2018年度 予算議会最終日の3月23日、日本共産党を代表して岩崎ひろし議員(戸塚区選出)が、請願第16号「栄区上郷猿田地区都市計画案について」の請願不採択に反対の立場から討論を行いました。
本請願は、『都市計画案については、国の国土利用計画の重点施策「自然災害の未然防止」に逆行しているうえ、市街地造成後、長期にわたる「市民の安全・安心」の保証について不安があるので、市会として市長に対し、この安全面について十分な検証をおこなうよう要請することを求める』ものです。
上郷猿田地区の開発計画は、3/1のエリアで既存の盛土区域上に新たに盛土を行う大規模な土地造成計画です。現地の谷底部は泥田の軟弱地盤で、地盤専門家が宅地にしてはならないとしており、大地震時、表層地盤の震度増幅率が1.4~1.8倍になること、豪雨時に、いたち川下流域で氾濫の危険性があること、下部層に滑動崩落の可能性があることが挙げられています。
岩崎議員は、『これだけの不安や懸念がある中、当局は現場の実態さえ把握していない。市長に対し、安全性の保証について十分な検証を求める必要がある。本請願は、関係地域住民の将来にわたる安全・安心にかかわる重大な問題提起であり、切実な要望。請願第16号を採択することを求める』と述べました。
この請願の不採択に、共産党と議員2人が反対しましたが、賛成多数で不採択となりました。