発行物
2014年6月4日

「こんにちは横浜市議団です」6.3号 

横浜市 保育所に入れなかった児童は2384人
新設31園のうち23園が株式会社立

「こんにちは横浜市議団です」2014年6月4日横浜市がこのほど発表した保育所待機児童数等の状況によれば、申込者数は昨年より約4000人増え、入所児童数も約3500人増えたものの、申し込んでも入所できなかった「入所保留児童数」は2384人でした。市がいうところの「待機児童数」は20人でした。(下表参照)

待機児童数

問題多い株式会社立保育園
認可保育所の設置主体 市は待機児童数解消に向けて、保育所の新設や増設などで2390人の定員増を行いました。新設の保育所31のうち、株式会社運営が23園。これで市内全保育所611園のうちの165園(27%)が株式会社立となっています。
日本共産党は、株式会社立の保育園において、弾力運用の名のもとで、本来子どもために使われるべき保育運営費が目的外支出された事例を具体的に指摘してきました。本社の法人税の支払いや、市内外の保育園の建設費に充填などです。また、保育士が定着しないなど保育の質が低下する事例もあり、企業立の保育園で働く方からそれを裏付けるような内部告発が相次いでいます。
待機児童解消に向けて保育園を整備することは必要ですが、同時に保育の質を確保することも最重要課題です。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2014年6月4日(PDF版)

 


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