発行物
2013年1月23日

「こんにちは横浜市議団です」1.23号 

学校司書配置で図書の貸出増加
日本共産党市議団が学校司書のいる座間市・学校図書館を視察

 子どもたちや先生方が十分に学校図書館を活用するためには、常時図書館にいて資料や情報を集め、整理して手渡す専任の司書が必要です。―「学校図書館を考える会・横浜」のパンフレットより。
 横浜市は、新年度予算で学校図書館に専任の司書を配置する予定です。そこで、日本共産党のあらき由美子、白井まさ子両市議は、学校司書の配置で効果を上げている座間市を訪問し、その実態を調査しました。

 党市議団が訪れたのは、座間市立相模野小学校。図書館には、本が綺麗に整頓されて、見やすく陳列されていました。
 座間市では、2011年度から小学校11校、2012年度から中学校6校の全17の市立学校の図書館に司書が配置され、貸出冊数が増えています。

注:2010年度途中より調査開始。2011年度はレイアウト変更のため1.5ヶ月貸出停止。2012年度は2003年1月15日まで。(同小学校図書館司書提出資料より作成)

 相模野小学校では、司書配置前の2010年度から2011年度には貸出冊数が倍増、2012年度も前年度比で1.5倍に迫る勢いです。
 お話を伺った司書によれば、司書が配置されるようになって子どもたちが喜んで図書館に来るようになったとのこと。訪問時のお昼休みには、低学年から高学年までたくさんの子どもたちが来て、本を選んだり借りたりしていました。
 校長先生と教育委員会の方は、子どもたちにとって司書の効果はとても高く、調べ学習などの連携や学年に応じた選書ができて、助かっていると話しておられました。また、座間市の司書は派遣で、年間100日、1日5時間勤務ですが、将来的には直接雇用にしたいと述べていました。

司書資格ある直接雇用の司書配置を
 横浜市では、学校司書を今年10月から125校に配置し、2016年までに全市立小・中・特別支援学校に配置する予定。雇用形態は非常勤職員で、必ずしも司書資格を必要としないとしています。
 日本共産党は、一貫して学校図書館に専任司書を置くよう要求しており、要求が実ることになります。
 司書は、図書館資料の選択、発注及び受け入れ、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的な資格です。学校図書でボランティアを行っている福富氏は、専門知識を有する人の指導のもとで図書館を整備していくことが大切だと実感していると述べているように、司書の資格を有する人を、直接雇用で常勤で配置すべきです。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2013年1月23日(PDF版)

 


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