局の予算が足りない分を区づくり推進費で穴埋めか
8日の市民局審査で、日本共産党を代表してあらき由美子議員が、個性ある区づくり推進費について質問しました。
あらき議員は、新年度の区づくり推進費予算139億円のうち、区庁舎・区民利用施設管理費が96億円で、個性ある区づくりのための予算は22億円となっており、この22億円が区役所の窓口サービス向上の研修や広報・広聴事業、防犯・防災のための安全・安心のまちづくりなどに計上されており、「これらは、局の予算が足りない分を区づくり推進費で穴埋めをして予算化しているように見える」と指摘しました。
泉区では、地域課題の解決を地域主体で取り組むために、区内12の地区連合単位に地区経営委員会をつくり、その委員会から2名ずつ計24人で泉区地域協議会を設立し、区づくり推進費自主事業の事業評価を行い、次年度の区づくり推進費予算に反映させています。あらき議員は、泉区のような、区民の意見を反映させ区民が事業評価を行う仕組みをつくるべきではないかと提案するとともに、区民提案型の補助金を十分に活用するために申請しやすいルールを作り、多くの提案が集まるスキーム作りが必要だと述べました。
市民局長は、区と局の適正な役割分担の中で効果的に事業を実施できるように引き続き努力したいと述べました。大場副市長は、区民による事業評価等の仕組みづくりの提案について「ご意見としていただいておきます」と答えるにとどまりました。
あらき議員の質問と答弁はこちらをごらんください。