市民の足をまもるために必死でがんばっている職員の給与を下げるのか
8日に行われた交通局の審議で、あらき由美子委員は、中期経営計画における人件費の削減と南区役所移転に伴う足の確保について、質問しました。
市営バス事業の中期経営計画において、バス事業の営業収入に対する人件費比率を2010年度の60%から58%に抑制し、局採用職員の給与を引き下げするとしています。あらき議員は、同じ市の職員でありながら一般職の職員と差が起きることについて、交通局職員のモチベーションが下がるとともに、「これだけ安全に対してがんばっているのにどうして給与が低いのか」と問いました。
また、あらき議員は、今後の中長期収支見通しとしては、バス事業、地下鉄事業ともに経常損益は黒字になっているため、「人件費をむりやり削減しなくても十分に採算のとれる経営状況だ」と述べました。
これらに対して交通局長は、改善型公営事業として自主自立の経営を持続し、公営交通の役割と責任を果たすため全力を尽くすという旨の発言を繰り返しました。
あらき議員が資源循環局で質問した時に広告料を払わないと市営地下鉄車両内に「歩きたばこ止めましょう」のポスターを張れないと言われたことをただすと、交通局長は、「公営交通なのできちんと検討してやっていきたい」と答えました。
南区役所移転に伴うバス路線の確保について、交通局長は「公共機関である区役所への市民の足を確保するのは当然の責任」として、検討を約束しました。
あらき議員の質問と答弁はこちらをごらんください。