6月28日、港北区新横浜のラポールで、08年度予算要望に向け、横浜市身体障害者団体連合会(理事長平井晃)と懇談しました。参加された方は、肢体、視覚、聴覚、喉頭、脳性マヒ、腎臓機能、呼吸器に障害のある各団体の代表者でした。
要望は切実で、特に、大災害時の対応について「地元の訓練への参加の呼びかけは一度もない」「山の上が避難場所では参加しようがない」など、障害者の実態に合わせた訓練になっていないことが明らかになりました。腎臓や呼吸器障害の方から、普段でも対応がなかなか困難なのに避難所で充分対応できる設備になっているのかとの不安も出されました。
都筑区では、障害者の了解のもとに所在をまず確認する取り組みを区といっしょにすすめている報告がされましたが、障害ごとの災害対策本部の設置が必要だと痛感させられました。
脳性マヒの方からは、障害者も健常者と同様に生きる権利がある。グループホームもいいが、費用がかかるので、障害者用の市営住宅の建設の要望が出されました。
また、「透析医療費助成」や「在宅重度障害者手当」「市登録手話通訳及び筆記通訳の現状体制」の維持を強く求められました。経費節減の観点から障害者に必要なぎりぎりのサービスまで取り上げようとしていることへ強い憤りを感じました。
他に、緊急時のヘルパーの派遣、聴覚障害者用補聴機器センターの設置や肺炎球菌ワクチンへの補助などの要望やヘルパーの通院の付き添いはどこまでかといった苦情もありましたが、いづれも切実で大都市横浜で予算的に無理というのはありませんでした。
懇談会には、中島文雄副団長、関美恵子市議、白井正子市議が参加しました。