これからのまちづくりは緑の保全・創出を最優先へ
現在、横浜市は無秩序な市街地を防止し、計画的な市街化を図るためとして、都市づくりの基本的な考え方である「都市計画」とその方針を基にした「線引き(まちづくりが規制される市街化調整区域と規制しない市街化区域を区分する線)」の改定案を発表し、市民意見を募集しています。
2月26日、党市議団は、改定案について下記の視点を盛り込むよう提言を発表し山中竹春市長宛に申し入れしました。建築局の清田伯人企画部長ら3人が対応しました。
1.第8回全市線引き見直しにあたっては、気候危機対策と緑の保全・創出を、都市づくりの最優先課題に据えること。
2.市街化抑制を基本とし、市街化調整区域から市街化区域に編入する際の「地域の合意形成」は、地権者の意向のみならず広く周辺住民・市民の合意形成を必須とする規定に改めること。
3.上郷猿田地区を市街化調整区域に戻すこと。
4.旧上瀬谷通信施設跡地の開発は、貴重なみどりを守るまちづくりとする必要があるため、市街化区域に編入しないこと。
清田部長は、横浜にとって緑は魅力の一つであり個性の一つと捉えている。都市をめぐる課題が複雑になってきた時代に、色々なバランスをとりながら進めることになると思う。我々(建築局)としては、手続きなどをどう異論がないように進めるかが大事なことだが、緑をどう残すか、継承するのかなど、できることもあるので、それはやっていきたいと述べました。
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右から3番目 申し入れを受け取る清田部長