開国博Y150の有料入場者の500万人の目標数字が無謀
横浜市議会・2008年度決算特別委員会では6日都市経営局の審議が行われ、大貫憲夫議員が、横浜開国博Y150の有料入場者数について質問を行いました。
4月28日から153日間にわたって開催された開国博Y150は、有料施設への入場者数が目標の500万人に対して実際の入場者は120万人余という不振のまま、幕を閉じました。
大貫議員は、「メインイベントであった開国博Y150の入場者の少なさを考えれば、この開国博Y150自体の結果についてはやはり大失敗」とした上で、目標数を500万とした根拠、当初計画から目標数値が変わった理由、2400円の入場券が金券ショップでは500円で売られていたが開港150周年記念協会が流したのではないかなどと、問いました。
開港150周年・創造都市事業本部長は、「有料入場者数が少なかったことについては、真摯に受け止め、その原因の総括はしていきたい」と述べるとともに、市の中期計画での観光者目標数から企画を進めていく時点で数値が変わっていったと説明。金券ショップでの売価については知らないと答えました。
大貫議員は、入場者数が少ないことがわかった時点でだれも市長に打開策について意見しなかったことから、事業の失敗は「唯々諾々として、市長の言っていることに従っている幹部職員の責任だ」と述べました。
質問と答弁については、こちらをごらんください。