横須賀の米軍基地での原子力災害を想定した防災計画を
横浜市議会・2008年度決算特別委員会では2日から局別審査が始まり、大貫憲夫議員が安全管理局で質問を行いました。
横浜市の防災計画では、放射性物質の災害として横須賀の米軍基地における原子力災害を想定していません。大貫議員は、現実に横須賀に核を積んでいる可能性のある艦船が入港していることから、「核事故の可能性があるところについて、どうして想定しないのか」と問いました。安全管理局長は、国のマニュアルでは横浜は屋内避難範囲外であり、米政府作成のファクトシートでも防炎措置の必要はないとなっていると答弁。大貫議員は、そもそも原子力空母が横須賀に入港しなければリスクはないと述べるとともに、横浜市が非核平和都市宣言をすることが大事だと述べました。
大貫議員は、昨年の決算特別委員会で災害時に備えて緊急輸送路の電線地中化を計画的に行うよう要求し、各局間で相談するという回答を得ましたが、現在どうなっているか質しました。安全管理局次長は、電線の地中化は減災効果が高いと認識しており、関係セクションにすでに申し入れを行っており、今後推進に努めたいと答え、計画策定されていないことが明らかになりました。
質問と答弁については、こちらをごらんください。