危険度高い踏切にいますぐ警備員の配置を
横浜市予算特別委員会で3日に行われた道路局審査で、古谷やすひこ議員は、踏切の安全対策について、質問しました。
昨年夏、鶴見区の生見尾(うみお)踏切で、88歳の男性が渡りきれずに電車にひかれて亡くなりました。生見尾踏切は京急線、JR東海道線、横須賀線、京浜東北線などが通過する約40メートルの踏切で、朝夕のラッシュ時には「開かずの踏切」となります。古谷議員は、地元住民の声を聞いたり、現地調査を重ねてきました。古谷議員は、この踏切は2007年に国土交通省から緊急に対策が必要な踏切と位置付けられていたと指摘し、どんな対策を講じてきたか、事故後どんな対策をしたかと質問しました。
手塚道路局長は、生見尾踏切が緊急対策踏切に位置付けられた後に緊急対策として踏切内の注意喚起を促すカラー舗装を実施、事故後にはJR東日本と安全対策について協議し、昨年10月から実地調査をJR東日本と連携して実施、同11月からは地元代表者をメンバーとした安全対策に関する検討会を開催していると述べました。
古谷議員は、生見尾踏切と同様に危険度が高い踏切は市内に17か所あり、いつ死亡事故が起きるかわからないため、踏切の抜本的な安全対策を素早く行うとともに、いまできる対策として、警備員をすぐに配置するよう、求めました。
道路局長は、生見尾踏切については来年度予算に跨線人道橋の設計費が計上されており、設計に合わせて警備員の配置をJR東日本と調整を行った上で拡充していきたい、他の踏切については整備計画を策定する中で検討したいと答えました。
また、生見尾踏切にかかる跨線橋計画について、地域コミュニティを壊してしまうような踏切の閉鎖については慎重に対応するよう求めました。
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