国・県・市が連携してブラック企業対策の強化を
3日に行われた横浜市予算特別委員会の経済局審査で、白井まさ子議員は雇用・就労支援と労働相談におけるブラック企業対策について質問しました。
横浜市は、無料職業紹介事業「ジョブマッチングよこはま」を2012年度末で終了し、今年度から「ワークサポートよこはま」を開設しました。白井議員は、これらの事業の違いを尋ねるとともに、より多くの相談者を就職に結びつけるよう求めました。
林市民経済労働部長は、「ジョブマッチングよこはま」は自分で就職活動が出来る人を対象に、予め登録されている市内企業を紹介するものであるのに対し、「ワークサポートよこはま」はコミュニケーションが不得手だとか就職の面接が難しいなど、自分で就職活動をすることが困難な人を対象に、丁寧に個別相談などのコンサルティングを行うものであると説明しました。
横浜市では「しごと支援センター」に労働相談窓口を設置し、社会保険労務士が相談を受けています。白井議員は、法令違反の加重労働を強いるなどのいわゆる“ブラック企業”の相談を受けた場合どうするのかと質問。厚生労働省も昨年ブラック企業の調査に乗り出すほど職場の労働実態は深刻になっており、ブラック企業対策を強化するよう求めました。
牧野経済局長は、深刻・悪質な労働相談事例については、相談者の了解を得た上で、労働基準監督署に情報提供するなど速やかに対応を図るとともに、労働基準監督署と定期的に情報報告会を開催し、具体的な問題事例に関する情報交換を行うと答えました。
◎質問と答弁全文はこちらをご覧ください。