「ヨコハマ3R夢プラン」でもごみ増量、減量化に一層の努力を
決算特別委員会の資源循環局審議で、古谷やすひこ議員は「ヨコハマ3R夢プラン」と視覚障害者のごみ出し支援について、質問しました。
横浜市では、「ヨコハマ3R夢プラン」と称して、リユース、リデュース、リサイクルの3Rの推進、とりわけ最も環境にやさしいリデュース(発生抑制)の取組を進めて、ごみと資源の総排出量を削減し、環境負荷の更なる低減を図る計画を進めています。しかし、思うように進んでおらず、9月29日付の神奈川新聞に「ごみ削減ピンチ」と報じられたように、昨年度は前年対比でごみが増えています。
古谷議員は、青葉区で成果が実証された生ごみの水切り実証実験を全市に広げること、家庭での生ごみ減量に向けて生ごみコンポストや電気式生ごみ処理機の普及を目標通り推進すること、教育効果の高い学校給食残渣のたい肥化を続けること、市事業の受注業者などにも3R夢プランを徹底させることなどで、ごみの減量化を進めるよう求めました。
資源循環局長は、おおむね古谷議員の要求通り進めると述べましたが、学校給食残渣のたい肥化については、学校の負担が重く、機器も老朽化していることなどから、今後は給食残渣を業者に買い取ってもらうリサイクル事業に移行すると答えました。
古谷議員は、視覚障害者がごみの集積場所が変わったのを知らずにご近所とトラブルになったケースを紹介し、こういう場合はどうするのかと質問しました。
資源循環局長は、ごみ出しが困難な障害者や高齢者に対してふれあい収集などをおこなっているが、困っている場合は収集事務所に連絡いただきたいと答弁。古谷議員は、「変わったかどうかがわからない人に電話してくれというのは多分難しいはなし」と批判し、地域で生活している視覚障害者により一層きめ細やかな対応をするよう求めました。
◎古谷議員の質問と答弁はこちらをご覧ください。