「エキサイトよこはま22計画」は市長等の答弁に従って調査・見直ししていない
横浜市議会は28日決算特別委員会都市整備局の審議を行い、岩崎ひろし議員が日本共産党を代表して、横浜駅周辺の大改造計画である「エキサイトよこはま22計画」の見直し、横浜駅周辺地下街の防災対策について質問しました。
「エキサイトよこはま22計画」について、日本共産党は昨年の決算特別委員会以来たびたび議会で取り上げ、市長や副市長などが答えています。岩崎議員は、「3・11の経験で得られた新たに課題となる事柄について計画にきちんと反映していきます」(昨年12月、林市長)、「計画を必要な時点で見直してまいります」(3月、大場副市長)、「しっかり慎重に調査もし、検証もして、それこそプロ集団で進めていくことでございますので、きちんとやらせていただく」(3月、市長)の3つの答弁に基づいて、計画の見直しや調査をやっているかと質問しました。
都市整備局長は、東日本大震災から得られた津波や帰宅困難者対策などに対する課題に対する見直し、地元の関係者との地域対応のルールや新規開発における防災機能の整備・誘導方策の見直しを行うとともに、橋梁、護岸現場や西口・東口周辺の地下街等の現地調査、地下街の各管理者に対するヒアリングなどを行ったと答弁。
岩崎議員は、当局の行ったものは立地調査とはとても言えないものであり、埋め立て地域であることから地盤のボーリング調査が当然必要であり、必要なことがほとんどやられていないと批判。「市長が言っているように、『しっかり慎重に、プロ集団で、きちんと』行うべきだ」と、要求しました。
横浜駅周辺地下街については、質問に先立って当局職員と一緒に現地視察した結果をもとに、(1)新耐震基準に適合しない老朽建築物が非常に多いこと、(2)築48年、耐用年数に近い地下街構造物の耐震性の心配、(3)帷子川や幸川、新田間川、東京湾沿の護岸の強度と機能で問題箇所が大変多いこと、(4)「計画」区域独自の防災計画が検討されていないことなど、防災・耐震上、問題が大変多い地区だと指摘しました。
◎岩崎議員の質問と答弁はこちらをご覧ください。