【報告者:古谷やすひこ 2025年11月9日】
今日は、鎌倉にある由比ヶ浜中学校、学びの多様化学校に視察に行ってきました。これは、ちょっとラフな格好で視察に来てくださいと言われましたので、こういう指定で伺いました。
今年の4月から開校された不登校の子どもたちのために開かれた学校であります。その様子を見てきました。非常にいい視察だったなというふうに思います。後で団の視察報告は出させてもらいますが、私の感想を少し述べていきたいと思います。
子どもたちは31人、そこに在籍をしております先生、先生と言わないでくださいね。スタッフは21名いるというところです。21名で31名を見るということですから、非常に手厚い体制だというふうに思います。保護者も、非常に、今まで苦労された方々だったと思いますが、保護者の方も月に1回、保護者トーク会ということで集まっていろんなお話をしているようです。そういう会もあります。
また、やっぱり自分らしく学んで、自分らしく成長できる、その場所にしていきたいということで、様々な工夫がなされています。例えば、夏休みの時に、何がしたいかというところで、校内での宿泊体験をやろうじゃないかということが決まって、例えばゲームのスイッチの大会をやり、食事もじゃあこの辺で、自由に皆さんで買ってこようと言うと、ほとんどの方がマクドナルドになっちゃったということも。それはそれで、許容しながら皆さんで、大事な同じ時間を過ごす体験をしたということです。
また、子どもの内から出てくるような力、内発的な力をしっかり引き出していくということも強調されているのも象徴的だったなと思います。一つ一つが、今までの学校の枠にとらわれない考え方をされているなということも分かりました。小学校の6年間で、ずっと学校に行かなかった子が、ここに来て初めて太鼓をやったということや、初めて学ぶ喜びを感じられる子どもさんもいらっしゃるということもお聞きをしましたので、それはそれですごくいいなと思いました。
一方で、全体の不登校の数に比べて、やっぱり打っている手立てというのが、ここの30人だけでは少ないので、その実践をぜひ他にも広げていく必要があるのではないかなというふうに思います。




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