市政ニュース
2025年10月23日

NEW!地域限定保育士の一般制度化に反対 ―保育の質と専門性を守れ―

横浜市会では、山中市長から「横浜市一時保護施設の設備及び運営の基準に関する条例等の一部改正」の議案が提案され、古谷やすひこ議員が反対討論を行いました。

古谷議員は、議案のうち「地域限定保育士の一般制度化」について、反対の立場を示しました。保育士不足を理由に資格取得のハードルを下げ、担い手を増やそうとするやり方では、根本的な解決にはならないと主張しました。

保育の最大の課題は担い手不足であり、必要なのは資格の緩和ではなく、保育という仕事の価値を高めることだと強調しました。また、保育士は子どもの保育にとどまらず、保護者への支援や地域とのつながりづくり、困難を抱える家庭への支援など、多面的な専門職であると指摘しました。保育士の処遇改善と専門性の向上こそ、市が力を注ぐべき課題だと訴えました。

さらに、今回の議案は、国家戦略特区内で実施されてきた「実技試験の省略」などを全国に広げる内容であり、保育士の専門性を軽んじ、処遇改善を阻む要素になりかねないとの懸念を示しました。

採決の結果、日本共産党以外の賛成多数で可決されました。

討論前文はこちらからどうぞ


新着情報

過去記事一覧

PAGE TOP