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2025年9月28日

【現場へ行く】生々しい津波被害が目の前に!福島視察2日目

【報告者:古谷やすひこ 2025年9月28日】

 福島の視察の2日目になります。今日は朝から、東日本大震災原子力災害の伝承館に行ってきました。ここは県の施設で、3.11で起きた災害について、原子力災害だけではなくて、津波の災害も含めて、複合災害は初めての経験だということを、様々な角度から残していこうとそれをそれで意味のあるものだと思います。

 ここは、浪江町立の請戸小学校は震災遺構として残されています。先ほど中を見てきましたが、非常に生々しい状況で残っていたり、波打っている体育館の床であったり、時計が止まったままの状況であったり、非常に胸に迫られる内容があったなというふうに思います。皆さんもぜひ見ていただきたいなと思います。ここから、幸い全ての生徒が無事に逃げられたというところなので、震災遺構としても残っただろうなと思います。今日これから、宝鏡寺という寺に行って、話を伺いたいと思います。

 福島視察の最後はここ楢葉町にある宝鏡寺に来ています。ここの早川住職は、福島第二原発ができた時から、福島に原発はいらない。日本のどこにもいらないということで、裁判闘争を闘ってきた方でもあります。その方が、この宝鏡寺の中に、伝言館を設置して、今皆さんに見ていただいている。核と人間は共有できないということを、様々な形で展示をしている施設であります。

 福島は本当に取り返しのつかない事故が起こって、それが起こったから私たちが何かを言っているわけではなくて、起こる前から電源施設は喪失するんじゃないですかっていうことも、国会の中でも発言をしてきたところです。文字通りその通りになったということで、改めてしっかりとこのことを見つめ直していただきたい。日本の原子力政策そのものを見直すべきだということも見ていきたいと思います。あわせて、核の政治利用、平和利用というものも成り立たないというふうに思います。

 改めてこういう機会に考え直していきたい、私たちも発信していきたいと思います。


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