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2025年7月30日

【声をきく】高校教育の問題、改正給特法の施行に伴い学校現場でおきること

【報告者:古谷やすひこ 2025年7月29日】

 今日予算要望の懇談をしたのは、横浜市立高等学校教職員組合、浜高教の皆さんです。

 要望の一つ目は、改正給特法(公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法)これに基づいて具体化が始められようとしています。私たち共産党としては、改正給特法には反対をしましたが、成立しましたのでそれに基づいて実施が始まっています。

 その中で、時間外の残業時間は月平均30時間に軽減することになっています。こういう計画を作らなければならないということになっています。実は、この計画だけを作ってもしょうがなくて、じゃあ体制をどうするのか、仕事の中身が減るわけではありませんので、そういう議論なしにこういう計画だけ出せっていうのは、なかなか乱暴なことだなと思っています。そうなるとどうなるかというと、例えば、持ち帰り残業が増えてしまうんじゃないかとか、あるいは虚偽の出退勤だとか、時短ハラスメント、こういったものが生じるのではないかというようなことがありましたので、しっかり確認をして点検をしていきたいと思います。

 また、改正給特法の中で、主務教諭手当だったり、学級担任手当だったり、新たな手当が発生するのですが、この学級担任手当は、月3000円。本当に安いと思います。そのために、じゃあ何をするかというと、今まで全員がもらえていた義務特手当というものが1.5%から1%に削減されると。みんながもらっていたものが減ってしまうということになって、これは問題だというふうになっています。

 また、高校授業料無償化を引き続き行ってもらいたいということが出されました。教職員の未配置問題も、他の学校同様引き続き改善を求めるということを言われました。

 高校初任者の異動の2校目は、原則中学校になるんだそうです。高校教員として入ったのに、2校目は中学校になるというちょっと理不尽なことがあるので、これはぜひ改善してもらいたいということが要望されています。

 高校の老朽化した施設の改善。これも強く求められておりますのでしっかり受け止めて私たちの要望として上げていきたいというふうに思います。


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