○中島光徳副委員長 次に、宇佐美さやか委員の質問を許します。
◆宇佐美さやか委員 日本共産党を代表して、プラスチックごみの分別、リサイクルの拡大について質問します。よろしくお願いいたします。 先ほど来から言われていますように地球温暖化から地球沸騰化と言われる時代になり、今年の夏の暑さはまさに沸騰と言われ、妙に納得しつつはっとさせられ、頭をハンマーで殴られたような気分になりました。今、全人類が本気で二酸化炭素排出量を減らすことに注力していかなければならない。だからこそ、燃やすと石油由来の二酸化炭素が大気中に排出されるプラごみの問題の改善は待ったなしです。プラスチックを捨てないライフスタイル、最終的にはプラスチックを使わないライフスタイルに変えていかなければ、やはり2050年度までに二酸化炭素の排出をゼロにすることは困難だと考えています。 そのために資源循環局としては様々な取組をこれまで以上にしていかなければならないという思いで、常任委員会の議論の中でプラごみ対策をと言い続けてきました。先日の議会で補正予算としてプラスチックごみの分別、リサイクル拡大に向けた広報啓発事業ということを打ち出したことは評価をしています。改めてですが、現行のプラスチック製容器包装のリサイクル流れはどうなっているのか、伺います。
◎中坪政策調整部長 収集したプラスチック製容器包装は、市内に3か所ある民間の中間処理施設に運ばれまして、人の手による選別も含めた異物の除去と圧縮、梱包を行っております。その後、容器包装リサイクル法に基づく指定法人である日本容器包装リサイクル協会に引き渡しまして、同協会が委託している事業者においてリサイクルが行われてございます。
◆宇佐美さやか委員 では、2022年度のプラスチック容器包装の分別協力をしていただいている率はどれぐらいなのか、伺います。
◎中坪政策調整部長 プラスチック製容器包装の分別協力率はここ5年間は60%以上で推移してございまして、直近の令和4年度は61%でございました。
◆宇佐美さやか委員 61%ということで、分別協力はしていただいていますけれども、残りの40%ぐらいは残念なことにリサイクルとして出してもらえずに、ただ面倒で燃やすごみに捨ててしまっている方もおられるかと想像できますし、そのほかには、分別の仕方がいまだによく分からないで捨ててしまっている方というのも想像できます。例えばですけれども、クリームパンのクリームが出てしまってついた状態のプラスチック製容器包装は汚れているから燃やすごみという間違った認識の方も依然としておられるということも聞いています。改めて、汚れたプラスチック製容器包装の出し方を伺います。
◎中坪政策調整部長 食品トレーであったり、例えば納豆の容器などにつきましては水で軽くゆすぐか汚れを拭き取ってから、あるいはわさびや歯磨き粉といったチューブ類など中身が洗えないものにつきましては使い切ってから出していただくようお願いしてございます。
◆宇佐美さやか委員 水でゆすぐまたは拭き取るということで資源として出していただけると。チューブなどは私はいつも振り回してから最後まで使い切るということをしているのですけれども、そういうことで次のリサイクルの工程に流れたときに、先ほどの手で選別をしておられるということで、働いている方々が嫌な思いをせずに済むということもやはり多くの市民の皆さんに知っていただきたいと思います。そして、現在でも60%前後という分別協力の率をもっと高めていくことが必要だと考えますが、今後の取組を伺います。
◎金高資源循環局長 汚れのついたプラスチック製容器包装の出し方につきましては、収集現場であるとか電話で多くのお問合せをやはりいただいておりまして、これまでも地域での分別説明会やチラシなどで具体例を出しながら説明してきております。一方で、燃やすごみの中には汚れのついたものも含めましてまだまだプラスチック製容器包装が多く出されておりますので、住民説明会での説明やイベントでの啓発、ホームページやSNSによる広報など様々な機会を捉えて周知徹底を図っていきたいと思っております。
◆宇佐美さやか委員 汚れていても出してもいいというふうに言ってしまうとやはり語弊があるかもしれないのですけれども、そこまで丁寧にしなくてもいいということも言ってもらえると何となく気持ちが楽になるかと思うのです。私の知り合いはシールまで頑張って剥がしていたという方もおられるので、そういうことまでしなくていいというのも改めて言っていただければと思います。とにかく啓発ということに力を入れていこうということなのですが、現在はプラスチックマークがついているものだけがリサイクルに出されて、それ以外のプラスチック製品は燃やすごみとして残念ながら処理をされていると。まだ課題を残したまま、先ほど来から言われているように来年10月から先行して9区で、2025年4月からは全市でプラスチック製の製品が分別する品目として増えることになります。今後は全てプラスチック製、全部プラスチックでできていればマークがついている、いないにかかわらず同じごみ袋に入れていいということになるので、今まで燃やすごみとして出されていたごみの中のプラスチックの削減目標、先ほど2万トンとおっしゃっていたかと思うのですけれども、常任委員会でもそういうふうに聞いていますけれども、そうなると例えば今度、屋外で使用したプランターですとか壊れてしまったじょうろで土がついていて汚れてしまったものなどはどういうふうに出したらいいのだろうと戸惑うことが想像できますけれども、そういったものの出し方を改めて伺います。
◎中坪政策調整部長 屋外で使用された土などがついているプランターなどにつきましては、固形物が残らない程度に土を払っていただきまして出していただくことをお願いしたいと考えてございます。今後、市民の皆様に混乱が生じないように広報周知をしっかりと実施してまいります。
◆宇佐美さやか委員 何か今までと同じようにさっと洗ったりとか拭いていただければいい、ごしごし洗う必要はないということを知らせていただきたいと思います。その上で、今後のプラスチック資源のリサイクルの流れを伺います。
◎中坪政策調整部長 昨年4月施行のプラスチック資源循環法には、これまでのプラスチック製容器包装の指定法人に引き渡すルートが示されてございます。本市におきましては、集めたプラスチック資源を容器包装とプラスチック製品に分けることなく、これまでのルートを利用しまして一括してリサイクルしてまいります。
◆宇佐美さやか委員 今までと同じルートでということなのですが、当市議団は家庭から出た資源ごみ、特に缶、瓶、ペットボトルは市内でリサイクルするルートを確立してほしいということを申し上げていましたし、市内企業で再生することを求めてきました。プラスチックも市内で資源化するルートを確立していただきたいと考えますが、見解を伺います。
◎金高資源循環局長 これまでのプラスチック製容器包装につきましては、指定法人に引き渡しまして広域でのリサイクルを進めてまいりましたが、プラスチック資源のリサイクルにつきましては、プラスチック資源循環法により市町村が独自に事業者と契約し、国の認定を受けて市内で資源循環できる新たな流れも可能となっております。しかしながら、市内には集まったプラスチック資源を処理できるリサイクル事業者が存在せず、現時点では市内での資源循環は難しいといった状況でございます。引き続きリサイクルの流れについて調査検討を進める中で、事業者の動向も注視しつつ、市内での資源循環も模索してまいりたいと考えております。
◆宇佐美さやか委員 広域化ということで、今は川崎のほうに束ねたものを持っていって新たな燃料にしたりとかということをしてもらっているのですけれども、市内で出たごみはやはり市内で片づけていくということが必要だと思っています。市内でリサイクルルートを確立していくことを目指すこととプラスチックを資源として再利用化するなどの取組を実施している企業、中小企業なども誘致することが必要だと考えますけれども、その点、副市長、いかがですか。
◎大久保副市長 今局長が御答弁申し上げましたように、本来はプラスチック資源を含む資源物を市内で循環させていく仕組みを確立していくということは、リサイクルに対する市民の皆様の理解を深めていくためにも、また、市内経済の活性化といった観点からも重要なテーマだというふうに認識しております。しかしながら、現時点ではリサイクル事業者の立地状況から難しい状況ではございますが、もし横浜市で事業を進めていきたいというようなお申出があれば、横浜市としても全力で支援していく必要があるだろうと考えておりますし、また、そうした事業者を掘り起こしていくということも必要な課題であろうというふうに認識をしております。
◆宇佐美さやか委員 先ほどお答えしていただきました、本当に誘致するですとかそういった業者を掘り起こすということは必要ですし、中小企業の皆さんを応援するということでも必要な作業だと思いますので、ぜひやっていただきたい。本市からプラスチックを燃やさない、二酸化炭素の排出を抑えて脱炭素を実現させていくこと、やはり力を入れていただきたいと思います。先ほど伊波委員にお答えだったように、本市が先頭に立ってということを大久保副市長もおっしゃったので、そうでなければその先頭に立つということは実現できないと思いますし、ごみの削減だけでなくて、やはり命と暮らしを守ることに直結することになりますので、ぜひ引き続き脱炭素社会を一緒に目指していきたいと思います。 以上で質問を終わります。
