盗作教科書を横浜の子どもたちに使わせないで
日本共産党横浜市議団は28日、年表を盗作した中学歴史教科書の使用を解消するなどの申し入れを横浜市長に行いました。申し入れには、大貫憲夫団長、岩崎ひろし、あらき由美子、白井まさ子、古谷やすひこ議員が参加しました。
昨年度から横浜市内18区中8区の中学校で使用されている自由社版の歴史教科書の年表が他社の盗作であったことが判明し、自由社自身も「編集著作権を侵害する行為」と認め、中学校長宛に詫び状を送付しています。
申し入れでは、盗作という犯罪的行為で成り立つ教科書について、検定合格取り消しと回収を国に求めるとともに、盗作教科書の使用継続を防止する必要な措置を市独自に講ずることなどを求めています。
白井議員は、すでに教育長にも申し入れているが、教育条件を整えることに責任を負う行政の長として、子どもたちが安心して学べるようにしてほしいと要望。古谷議員は、横浜の子どもたちが使っている教科書の信頼性が失われる行為であり、直ちに回収してほしいと述べました。
山田正人副市長は、盗作の事実を初めて知った様子で驚きながら、「ご懸念はよくわかります。市がどこまでできるのかよく勉強させていただきます」と、対応しました。