節電で勤務の保護者のための「日曜保育」スタート
横浜市では、今夏の日曜日に企業の電力需給対策として、就業時間等の変更により保育が必要となった子どもの休日保育について、平時から休日保育を実施している施設に臨時に実施する施設を加えた合計20施設に拡充します(右参照)。瀬谷区を除く17区で実施されます(4園は7月10日から保育開始)。
原則として市内認可保育所や横浜保育室等に通っている児童で、今夏の日曜日に電力需給対策に伴う企業の就業時間等の変更の取組により、父または母のいずれかや、祖父母などの保護者に代わって保育する人がいない児童が対象となります。
保育料は、無料ですが、原則として平日の保護者の休みに合わせて保育所を休むことが前提です。
日曜保育を実施する保育所はすべて民間事業者が運営するもので、横浜市立の保育所は指定管理者に管理を任せている1園だけです。
新聞報道によれば、3日は11園で43人の利用申し込みがあったとのことです。
市民利用施設輪番休館(7~9月) 市全体でみても節電か?
横浜市は、今夏の最大使用電力を15%削減するため7月から、一部の市民利用施設で「輪番休館」を始めました。対象施設は261館(左参照)で、9月までの間、平日に週1回休館します。同じカテゴリーの施設(たとえば地区センター)では、同じ曜日に全館で休館とならないよう、個別の施設ごとに異なった休館曜日を設定するローテーションが組まれます。
市は、輪番休館によって1650kwの電力削減効果、目標の昨夏比15%減の約1.3%に相当すると見込んでいます。
この輪番休館について、市民から、各家庭でエアコンをつけるより、市民利用施設に集まって過ごした方が節電になるのではないか、自宅の近くの施設は1か所なので、輪番休館はやめてほしいなど声があがっています。
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「こんにちは横浜市議団です」2011年7月6日(PDF版)