旧米軍上瀬谷基地跡地開発 市が「環境保全計画案」示す
横浜市は、8月10日まで旧米軍上瀬谷基地跡地の開発事業に対する※「環境保全計画案」への市民意見を募集しています。8月4日、日本共産党横浜市議団として「見解」を発表し、横浜市に対して以下の意見を提出しました。
①巨大テーマパーク構想を地権者の合意の上にゼロベースから見直すこと。
②国と市の責任として土壌汚染は掘削除去として進めること。
③同地区に残されている多種多様な動植物を守るために現状の水田を核とした里山地域を維持すること。
④上瀬谷ラインは、トンネル掘削となることから地下水・地盤沈下など速やかに環境影響評価手続きを進めること。
⑤浸水リスクについても調査すること。
見解の全文は党市議団ホームページに掲載しています。こちらからご覧ください。
※旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業、環境影響評価準備書、及び公園整備事業の環境影響評価方法書が取りまとめられ、市民意見が募集されています。準備書等は市HP等でご覧いただけます。
生態系・自然環境の維持を基調に
当初計画に立ち戻ることが大切です
旧米軍上瀬谷通信施設跡地は首都圏に残された貴重な自然豊かで広大な空地です。日本共産党はこれまでも、米軍施設の跡地活用に関しては、横浜市が新たな時代要請である環境への積極的な取り組みを進めることに重点を置いた「横浜から始める首都圏の環境再生」を全体テーマとする「米軍施設返還跡地利用指針」(2006年6月策定)に基づいて進めるべきと提案してきました。
跡地利用は市民の安全・安心を最優先とし、動植物などの生態系等や自然環境を維持することを基調にすべきです。
【市の環境対策計画の問題点】
①先に行った市民意見164通延べ226件の大半がテーマパーク見直しを求めたのに向き合っていない。
②広大な草地環境の喪失の代替対策について、実施可能な範囲内での対策でよしとしており、大 規模な土地改変を強行しようとしている。
③交通渋滞問題について調査と対策が全く不十分であることなど。
「計画案」への市民意見募集中 8/10まで
裏面のFAXをご活用ください。
【市民意見例】
・現在の自然環境を破壊する土地利用計画を見直 してください。
・県の意見書に示されている新交通システムや土 壌汚染処理について、市民が安心できるように してください。
・予想される交通渋滞の対策が明確でありません。安心できる根拠を示してください。
・環境影響評価に「浸水」の項目を入れてください。
PDF版はこちらです。
市が発表し市民意見を募集(8/10まで)している環境評価準備書等はこちらです。
※当初発行したニュースですが、裏面のFAX番号が間違っていました(議員室の電話番号になっていました)。大変申し訳ございませんでした。
正しくは、045-641-7100です。