2010年6月4日
横浜市長 林 文子 様
日本共産党横浜市会議員団
団 長 大 貫 憲 夫
市は、2008年度から実施した「燃やすごみ(生ごみ等)の週3回から2回に収集回数の削減」にあたって、暫定的な措置とはいえ、夏場の生ごみから発生する悪臭等の対策を求めた市民要望に応え、市民サービスの一環として、夏場の7~8月については、週3回を維持・継続してきたところです。
しかし、「ごみの減量化が進んだ」「年間1,600万円の経費削減効果」などと、今年度から「暫定的措置」を廃止し、収集回数を週2回に削減する計画ですが、これを知った市民からは、「せめて夏場だけでも3回を」等、多数の声が寄せられています。
ある自治会の役員さんから「夏場の生ごみ収集回数を減らす計画を10人中9人は知りません。夏場の腐敗・悪臭対策として市民サービスは維持してほしい」「ごみの置き場所が大変」、ある主婦の方からは「困ります。生ごみの収集回数の削減計画は市民に知らせるべき。そうしたらみんな反対するから」等の意見や苦情の声です。
本市「G30」プランが、2010年の最終年度を待たずに超過達成したのは、一にも二にも、市民の分別・資源化等によるごみの減量化への協力があった上での成果と言えます。ごみの減量化への事業と、市民サービスとしての収集回数は別問題であり、十分な周知徹底もせずに一方的な見直しを行うことは、市民の協力に水を差すものと言わざるを得ません。以上の立場から緊急に申し入れを行うものです。
記
1.「燃やすごみ(生ごみ)の収集回数の見直し」にあたっては、「アンケート調査」等を行い市民の意向を把握すること。
2.「アンケート調査」の結果等を参考に、改めて「見直し」を検討すること。合わせて、今年度からの拙速な夏場の収集回数削減を取り止めること。
以上