2019年6月14日
横浜市長 林 文子 様
日本共産党横浜市会議員団
団長 あらき由美子
市内保育園に放射性物質に汚染された土壌が埋設されている問題で、市内の園で園児が罹患している白血病との関係性について不安の声が広がっています。本市こども青少年局も問い合わせが相次いだために、当該園での保護者への相談会を開催したと聞いています。2019年6月7日付けの神奈川新聞で「不安はできるだけ払拭したい」と保育・教育運営課の担当者がコメントしています。その通りです。私たちも横浜市が保護者の不安の声にきちんと耳を傾け寄り添うことが必要だと思います。
特に、市内保育園の放射能汚染土壌については速やかに撤去をすることを求めます。低線量だから人体に影響がなく安全だとは言い切れません。相談会でも市がいくら安全性を説明しても保護者からは不安の声があることも、団として直接保護者から聞いています。また、市民から横浜市会の本件に関する対応についても疑問の声がたくさん寄せられています。
本市が本気で保護者の不安に寄り添うというのであれば、子どもたちが生活している保育園からの汚染土壌の撤去は当然のことではないでしょうか。また、今後の対応を考えたとき、それぞれの園で管理し続けて毎年保護者に周知し続けるというよりも、速やかに撤去する対応の方が園の負担の軽減となり、効率的でもあります。
そこで以下の点について、緊急の要請をします。
記
1.基準値以下のものも含め、放射能汚染土壌を埋めた市内保育園・学校とその量、線量を明らかにすること。
2.上記の放射能汚染土壌については、全て子どもたちのいる現場からは撤去すること。保管先は、北部汚泥資源化センター敷地内の保管庫の空き場所や、また北部汚泥資源化センター内でフレコンバックに入れて汚泥焼却灰と一緒に管理することが一番現実的です。
3.特に相談会を開いた当該の保育園への対応について、速やかに再度相談会を開くこと。そして保護者の不安を解消するよう手だてを速やかに講ずること。
以上