過酷な職務を遂行している職員の声に耳を傾け、安心安全な職務環境への改善を急げ
3月9日の消防局審査で、北谷 まり議員 (保土ヶ谷区選出)が、救急救命体制と消防体制について、職員の休憩時間の確保・休憩室改善、職員の心身ケアの充実、救急消毒室の設置促進、職員への被服貸与などについて、質問しました。
北谷議員は。党市議団が、これ迄何度も取り上げてきた救急消毒室について、2018年度の整備予定とともに「設置数が非常に少ない上、各行政区に一箇所以上の整備が目標と聞いているが、泉区だけが未整備となっている。整備予定はどうなっているか」と質問しました。
坂野 消防局長は、「2018年度、青葉消防署の荏田消防出張所に新たに救急隊を配置し消毒室を設置する予定。救急隊の感染防止は、非常に重要なものであると認識をしている。泉区については、なるべく早く整備していきたいと考えている」と答えました
北谷議員は、「未整備の対策として、医療機関の協力を得て洗浄施設を借用していると聞いているが、消毒室の重要性と職員の負担を考えれば、しっかりと整備していく必要がある」と主張しました。
坂野 消防局長は、「消毒室が庁舎に整備されていない救急隊は、消毒や洗浄などに苦労している。ご指摘頂いたとおり、医療機関などの洗浄施設を借用して資機材の洗浄ができるようになった。引き続き、安全な救急活動に向け感染防止の環境整備にしっかりと取り組んでいきたい」と答弁
北谷議員は、更に京都市と静岡市の消毒室設置整備状況をスライドで示し、設置が100%であり新たに救急隊が配置されれば、その都度消毒室を整備する京都市と、ほぼ100%だが未設置でも具体的な計画がある静岡市を挙げ、「横浜市も、もっと予算を付けて早急に整備すべきではないのか」と迫りました。
柏崎副市長は、「消毒室の必要性等は、私としても十分に認識をしている。消防業務の特殊性を踏まえるとともに、市民の皆さまと職員の安全安心につながるということで、適切な環境整備にしっかりと取り組んでいきたいと思う」と答えました。