市民と議会とのパイプを細くする議員定数削減に反対
横浜市議会では26日、議員定数を現行の92名から6削減する条例案が自民・民主・公明の賛成により市会運営委員会名で、また12削減する条例案が民主党ヨコハマ会から提出されました。日本共産党の中島文雄議員は、議員定数削減は市民と議会のパイプを細くするとして、反対の立場で討論を行いました。
中島議員は、議員定数削減することで、多種多様な住民の意思を反映し、統合調整して自治体の政策、意思を形成する上で欠陥が生じると指摘。横浜市の議員数は、いまでも政令市のなかで議員一人当たりの人口が最も多く、定数削減にはなんの根拠もないもので、議会と住民をつなぐパイプが細いとして、法定定数の96人に戻すべきだと主張しました。
さらに、中島議員は、定数削減案を出した4会派が日本共産党らが提出した議員報酬削減案に反対する態度を示していることや、依然として海外視察を行っていることをあげ、「議会経費の節減のために『身を削る』とする決意の程が知れる」と批判しました。
採決では6減案が、自民、民主、公明の賛成多数で可決されました。
中島文雄議員の討論全文はこちらをごらんください。