交通局は市民の足として安全・確実・快適な公共サービスの提供を
横浜市議会予算特別委員会では11日、交通局の審議が行われ、河治民夫議員が日本共産党を代表して、経営理念、赤字路線、生活支援バスサービス、暫定運行路線等について質問しました。
赤字だとして廃止決定され、緩和措置として2年間限りの運行とされていた暫定運行路線が、4月から営業路線化になるということで、利用者から安堵の声が聞かれています。河治議員は、「予想を超える増加・横ばいの利用状況をつくった利用者が路線を救ったもの」とのべ、交通局長の思いをたずねました。池田交通局長は「路線を残してほしいという要望を存続というかたちで受け止めることはできた。多くの職員の努力の上にたったひとつの成果」と述べました。
また、河治議員は、赤字路線と判断した場合の対応策について質問。池田局長は、赤字路線となった時に即廃止ではなく、区役所あるいは沿線の方々と連携してその利用促進策を検討していきたいと答弁しました。
最後に河治議員は、「改善型公営企業として再出発した交通局だが、経営もさることながら、あくまでも『市民の足として安全・確実・快適な公共サービスの提供』という交通局経営理念の立場で、市民の足を守ってほしい」と、市民が一番望んでいる公共交通としての責任を果たすよう、要求しました。
河治議員の質問と答弁はこちらをごらんください。