発行物
2015年6月17日

「こんにちは横浜市議団です」6.17号

保険医協会と懇談
高すぎる保険料を払える額に

「こんにちは横浜市議団です」2015年6月17日日本共産党横浜市議団は、毎年夏に、市内の様々な団体や市民と懇談し、横浜市の来年度予算要望に生かしています。10日は、神奈川県保険医協会横浜支部の役員の方々と懇談しました。
保険医協会からは、「健康を守る医療・保健制度の確立に関する市政要求」が出されました。その内容は、国民健康保険における資格証明書の発行を控えること、子どもと高齢者の医療費を窓口負担ゼロにすること、介護保険の要支援者へのサービス内容を充実することなどです。
保険医協会の宮川氏は、なかでも高すぎる国民健康保険料を何とかしてほしいと要望。払える額の保険料にしないと、保険料滞納世帯は医療機関への受診を控えるようになるとともに、生活保護世帯が増えてしまうと指摘しました。
古谷やすひこ議員は、国保料滞納世帯2000人に対して一人しか市の担当者がおらず、窓口対応の職員は非常勤ばかりでマニュアルどおりにしか仕事ができないという実態をあげ、職員を増やす必要があると述べました。
子どもの医療費助成について、保険医協会は、格差と貧困が広がる中、医療機関に受診できない子どもが増えていることからも、「せめて中学卒業まで、できれば高校卒業まで、子どもの医療費を無料にしてほしい」と訴えました。

SHIPと懇談
性的少数者に支援の手を

日本共産党横浜市議団は15日、特定非営利活動法人SHIP代表の星野慎二さんと懇談しました。
SHIPは性的少数者の支援団体で、相談する場所がなく孤立しがちなLGBT(レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)などの当事者を、支えています。交流スペースとして、横浜市神奈川区のマンションの一室に「SHIPにじいろキャビン」を開設しています。2012年に開設した同キャビンは、週4日開いており、コミュニティスペースのほか、グループミーティング、電話相談、HIV即日検査を行っています。市内県内はもちろん、首都圏や遠く青森からやってくる人もいるそうです。
星野氏は、性的少数者が3000人に1人いること、多くは17歳前後で自分が性的少数者であると自覚すること、家族や周囲の人たちに相談できずに孤立しがちで、自殺未遂の割合が非常に高いことなどを説明。性的少数者を孤立させないためには社会に広く啓発することが不可欠で、特に学校での教育が重要であるが、先生自身が知らない状況にあると述べました。
また星野氏は、ほとんどすべての活動をボランティアで行っており、行政や企業からの支援がほしいと訴えました。
古谷議員はどうやって公的支援をしていくかが課題だと述べ、みわ議員はまずは養護教員対象に講習会を開いてはどうかと、述べました。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2015年6月17日(PDF版)


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