補助金交付団体として神奈川フィルの不当解雇の撤回を求めよ
文化観光局の審議で、あらき由美子議員は、横浜市が補助金を交付している神奈川フィルハーモニー管弦楽団で不当解雇が起きていることについて、質問しました。
横浜市は、神奈川フィルへ毎年3,000万円の補助金を交付しています。2012年4月に神奈川フィルの楽団員2人が解雇され、解雇された2人は県労働委員会に解雇撤回を求め不当労働行為救済を申し立てし、県労働委員会は今年7月、解雇取り消しと現職復帰などの救済命令を出しました。
あらき議員は、「文化芸術活動を行う者の地位の向上が図られ、その能力が十分に発揮されるよう考慮されなければならない」とされている文化芸術振興基本法もあげ、横浜市は神奈フィルに補助金を出している立場から、神奈川フィルに対し、2人の解雇を撤回して正常な運営を求めることが市としてできると主張し、局長の見解を求めました。
これに対して、文化観光局長は、神奈フィルは独立した団体なので運営に関しては神奈フィルの問題であるとの答えを繰り返すにとどまりました。
また、東アジア文化都市として、横浜市が中国・泉州市、韓国・光州広域市と、主に若者を中心に交流を深めるよう求めました。
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