安心安全のバス運行のために、乗務員の賃金引き上げと人数増加を
交通局の審査で、あらき由美子議員はバス・地下鉄の乗務員の労働条件について質問しました。
市営バス乗務員の病気休暇取得者は約20.6%の204人で、一般行政職員とくらべて多いことは当局も認めています。一方、交通局では現在交通局で採用した職員の給与を引き下げており、2012年度の3級のバス乗務員の平均年収は前年度比で約20万円の減となっています。
あらき議員は、バス乗務員に直接会い、体の具合が悪くても、他の数の少ない乗務員に迷惑がかかったり、給料を減らされたりするため、なかなか休めないという実態を聞き取りました。
そこで、あらき議員は「地下鉄・バスともに安全運転こそが一番優先されるべきこと」として、乗務員のモチベーションを上げるため10億円の剰余金を活用して給与引き下げをやめたらどうか、乗務員数を増やすべきではないかと質問しました。
交通局長は、24年度決算での約10億円の利益余剰金は退職金引当金にあてるため、給与引き上げにはあてられない、新採用については過去9年間停止していたが一昨年から再開し、退職者数等に応じ継続的に採用していきたいと答えました。
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