発行物
2013年6月5日

「こんにちは横浜市議団です」6.5号 

5月議会より
あらき由美子議員の議案に対する討論
幼稚園就園奨励金の市費負担は現状維持を

 横浜市第2回定例議会は5月30日に最終日を迎え、日本共産党を代表してあらき由美子議員が議案に対する討論を行いました。

コンテナ貨物量増加の見通しない
市長は、南本牧ふ頭連絡臨港道路の必要性について、今後MC―3、MC―4の供用開始や物流関連施設の集積による今後の交通量増加に対応するためとしています。ところが、現場で働く港の関係者からは今後も横浜港の取扱量が減り続けるとの心配の声があがっており、港湾局の資料でも横浜港全体のコンテナ取扱量の推移は5年前より大きく減少したままです。
あらき議員は、「将来見通しで増えていくという市長の答弁には根拠がない」として、二本目の連絡道路のために「総額520億円もの事業に多額の税金と借金を増やしてまで行うことには納得がいかない」などとして、「今回の事業については直ちに中止し、今後のコンテナ貨物の動向を見てから判断するのが賢明な判断」と述べました。

公立幼稚園のない横浜市
今回の補正予算では、国の補助単価の引き上げに伴い、その分私立幼稚園就園奨励補助事業の市費負担を減らすとしています。
あらき議員は、東京都・江戸川区の幼稚園に通う子どもがいる世帯への補助金制度を紹介。同区には4つの区立幼稚園(入園手数料1000円、保育料月額3000円)がありますが、区立へ入れず私立幼稚園に通うこども世帯に対して、区立幼稚園での負担額と同様になるよう補助しています。
あらき議員は、「そもそも横浜市には公立の幼稚園はなく、私立幼稚園に通わせる保護者の負担は東京都の区立幼稚園と比較すると大変な負担額」として、「国庫補助単価が増額されたことを理由に市費を減額するのでなく、その分上乗せして保育料の軽減に振り向けるべき」と主張しました。

◎横浜市の幼稚園就園奨励金はこちら(横浜市ホームページ)をご覧ください。
◎東京都江戸川区の私立幼稚園通園児童の保護者への補助金はこちら(江戸川区ホームページ)をご覧ください。

採決の結果、市長提案の39議案は自民・公明・民主などの賛成多数で、すべて可決されました。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2013年6月5日(PDF版)


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