字体を変えたくない場合には申し出を
横浜市では、7月19日から、現在の紙の戸籍をコンピュータに記録し、証明書の発行などをコンピュータシステムで行うように準備を進めています。
名前が常用漢字でないなどの理由で、コンピュータ化によって文字の字体が変わる人には、市がお知らせを送っています。
お知らせによれば、「戸籍に用いる文字は常用漢字など国民一般に通用している文字を使用されていることとされている」ため、現在の戸籍に書かれている文字を変えてコンピュータに記録するので、「ご理解ください」となっています。
注意書きとして、戸籍の表記上の取り扱いが変わるだけで、名前が変わるわけではない、印鑑登録の変更手続きは不要などが書かれています。
11日、「わたなべ」の「なべ」の字体が変わるという通知を受けてびっくり、民主商工会を通して日本共産党市議団に相談がありました。この「わたなべ」さんは今の字体を変えたくないという希望です。相談を受けた河治民夫議員は、さっそく大貫憲夫団長、担当の白井正子議員とともに、市民活力推進局長のところにかけつけ、「変えてほしくない」という本人の意思は聞き入れられないのか、問いただしました。
局長の説明によると、変えたくないときはコンピュータ化せず、紙のまま残すということです。
お知らせにはこのことが書いてありません。河治議員らは、文字を変えたくないときは変えないことができることを市民にきちんと知らせるよう要望し、局長は7月の広報よこはまに載せることを約束しました。