横浜でも自然エネルギーの普及促進を!
日本共産党市議団が九州の自然エネルギーを視察
地球温暖化の抑制、脱原発実現のためには、政治的決断とともに自然エネルギーの爆発的普及が不可欠です。横浜市内の2010年度の温室効果ガス排出量は1927万トンCO2(速報値)で、前年度より22万トンの増加です。日本共産党市議団は、日本最大の政令市・横浜が脱温暖化対策のリーダーとなるべきだと主張しています。この度、自然エネルギー導入の先進地といわれる九州を視察しました。
福岡市・風力発電
福岡市は、福島原発事故を契機に、原子力に頼らず自然エネルギーを効率的に利用する自立分権型エネルギー社会の実現を目指しています。
いま進めているのは、廃棄物、バイオマス、太陽光、小水力、風力による発電です。中でも風力発電の分野では、九州大学と連携して博多湾で浮体式海上風力発電の実証試験を行っているほか、公園や牧場など市内3か所に固定式の「風レンズ風車」を合計5基設置しています。
霧島市・地熱発電
日本は、世界第3位の地熱資源量を有しますが、高い開発リスクと大きい開発コストに加え、適地が国立公園や温泉地などの困難さから、1999年以来新規立地がありません。
鹿児島県霧島市の九州電力大霧地熱発電所では、地下1000~3000mの地熱貯留槽から蒸気と熱水を取り出し、蒸気でタービンを回して発電し、熱水は再び地下に戻しています。約1万戸分をまかなえる3万kwの発電能力を有します。
鹿児島市・ウィンドファーム
鹿児島市の北方に位置する牟礼ヶ岡ウィンドファームは、旧薩摩藩直系の地元企業など5社が出資しする南九州クリーンエネルギー(株)が運営。8基の風車で、理論値では1万400kw、約6500世帯分の発電能力ですが、実際は風力や風向きなどで見込み通りにはならず、固定価格買取制度でなんとか経営的に成り立っています。
◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2012年11月21日(PDF版)
九州における自然エネルギー視察報告は、追って当サイトに掲載予定です。