2011年度決算特別委員会開会中
学童クラブ 高い保育料、施設の確保、賃借施設の耐震化に対策を
こども青少年局の審査で、あらき由美子議員は学童保育の問題を取り上げました。
横浜市では、保育所入所希望者の増加に伴い、保育所建設を積極的に取り組んできた結果、保育所卒園の小学1年生が増え、放課後の子どもたちの居場所である学童保育の必要性も高まり、5年間で市の補助対象となる学童クラブは23か所も増えています。
あらき議員は、学童クラブで困っているのは高い保育料、施設の確保、賃借施設の耐震化だと指摘。平均1万5900円の保育料の負担軽減を図り、施設の確保を市の責任で行うよう求めました。
こども青少年局長は、2015年度施行予定のこども子育て支援関連3法の枠組みなどを踏まえて、放課後施策のあり方を検討すると答えました。
また、あらき議員は、学童施設の耐震化について自己所有の場合は修繕や耐震診断の補助を行っているが、賃借の場合はどうするのかと質問。こども青少年局長は、賃貸の場合は修繕の責任は大家側にあるため、問題のある場合には移転を進めるしかないと答弁。あらき議員が「だったら移転費用を出すのか」と問いただしたところ、局長は「そうしたことも検討課題だと認識している」と答えました。
「ヨコハマ3R夢プラン」でもごみ増量、減量化に一層の努力を
資源循環局の審議で、古谷やすひこ議員は「ヨコハマ3R夢プラン」などについて質問しました。
横浜市では、「ヨコハマ3R夢プラン」と称して、リユース、リデュース、リサイクルの3Rの推進、とりわけ最も環境にやさしいリデュース(発生抑制)の取組を進めて、ごみと資源の総排出量を削減し、環境負荷の更なる低減を図る計画を進めています。しかし、思うように進んでおらず、9月29日付の神奈川新聞に「ごみ削減ピンチ」と報じられたように、昨年度は前年対比でごみが増えています。
古谷議員は、青葉区で成果が実証された生ごみの水切り実証実験を全市に広げること、家庭での生ごみ減量に向けて生ごみコンポストや電気式生ごみ処理機の普及を目標通り推進すること、教育効果の高い学校給食残渣のたい肥化を続けること、市事業の受注業者などにも3R夢プランを徹底させることなどで、ごみの減量化を進めるよう求めました。
資源循環局長は、おおむね古谷議員の要求通り進めると述べましたが、学校給食残渣のたい肥化については、学校の負担が重く、機器も老朽化していることなどから、今後は給食残渣を業者に買い取ってもらうリサイクル事業に移行すると答えました。
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