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2025年5月15日

【市政レポート】コメ不足・価格高騰なぜ?打開のカギは?

【報告者:古谷やすひこ】2025年5月15日

米不足・価格高騰の原因と打開にカギについて
今回は話題は、米の問題です。今考えられないぐらい米が高い、そして米がない。この問題について、先日、鶴見区内の米屋さんにお話を伺ってきました。何と言われたかというと、「毎月毎月ずっと赤字」「赤字の1年だった」という話でした。お米屋さんは何一つも儲けが上がらない。まちのお米屋さんがどんどん潰れてしまっているという状況です。
国会で日本共産党の紙知子参院議員が関連の質疑をしていますので、紹介したいと思います。
なぜコメ不足になって、なぜ価格が高騰しているのかというやり取りを農林大臣と行っています。その際に、農林大臣が米の流通については「今は適性の在庫よりも低い水準」だと認めました。また紙議員が「生産が足りていないのではないか」「米を増産するように国からのメッセージ出すべきじゃないか」と問いましたが、大臣は「農家の自主性に任せている」と述べ、価格についても「市場で決定いただいております」と答えるにとどまっています。本当に「紋切型」だなと思います。
そもそも政府は米生産者に「需給調整」といって今まで減反を求めてきました。一方で、流通を自由化して大手量販店の求めに応じて低価格を押し付けてきました。政府は米の需給と供給に責任をもつ立場を放棄して、市場任せにしたのが、今の米の高騰と米不足を招いている主な原因ではないでしょうか。
例えばこの10年で稲作農家は数がどうなったか。115万戸あったものが69万戸と4割減少。またその結果、米の生産量が135万トンに激減しています。「米を作っても飯は食えない」と言われるほど、米農家さんの所得は低く、1時間当たり100円にもならないという話も聞きます。
生産者が希望を持って農業に取り組んで、農村で暮らせるように、そんな条件を政治の責任できちんと整えるべきだということを述べておきたいと思います。そのための国の予算をしっかりつけてほしいと思います。


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