議会での質問・討論(詳細)
2023年10月12日

2022年度決算特別委員会■にぎわいスポーツ文化局(宇佐美さやか)10月12日(木)

○横山勇太朗委員長 次に、宇佐美さやか委員の質問を許します。
◆宇佐美さやか委員 日本共産党を代表し質問します。よろしくお願いいたします。まず初めに、日中韓都市間文化交流事業について伺います。  この事業については、私はずっと興味を持ち続けてまして何度も取り上げてきましたけれども、2014年から始まった東アジア文化都市事業の初代開催都市として本市と泉州市、光州広域市の3都市で東アジア文化都市友好協力都市協定を締結、文化芸術を通じた交流を続けてきました。様々な政治情勢が不安定な中で、さらにコロナ禍ということで渡航制限があるなど困難もありましたが、この交流は今年で10年目という節目を迎えたということをお伺いしています。  2022年度の日中韓都市間文化交流事業の主な実績を伺います。
◎米澤文化芸術創造都市推進部担当部長 横浜市、中国泉州市、韓国光州広域市の学生15名が約3か月にわたりオンラインのワークショップを重ねて曲を創作し、その成果を横浜音祭り2022で発表しました。参加者からは、直接会うことはできなかったが親近感が湧いてお互いの気持ちを理解することができた、コロナ後には実際に会って交流したいなどの感想をいただき、相互理解促進につなげることができました。


◆宇佐美さやか委員 昨年度、直接、都市の交流が難しくなった、制限があった中でも、オンラインでの交流、工夫などをして交流を続けてきたということには敬意を表します。とは言っても、相互理解し合うためには直接会ったほうが、オンラインよりもリアルなほうが理解し合えるかと思うのですけれども、現在渡航制限もなくなり行き来できるようになりました。  2023年度の主な取組内容を伺います。
◎米澤文化芸術創造都市推進部担当部長 横浜市主催事業では、中国泉州市、韓国光州広域市からそれぞれ伝統音楽団を本市に招聘し市役所アトリウムで市内大学生と合同演奏会を行います。あわせて、市内の小中学校2校を訪問し伝統楽器の演奏を通じて児童生徒と交流します。泉州市、光州広域市それぞれの主催事業には、創造界隈拠点と連携して若手ダンサー等を派遣し交流します。さらに、泉州市で開催される青年美術展に市内高校生の絵画作品を出展します。


◆宇佐美さやか委員 音楽や絵画などで様々な交流ができるということで、中国や韓国の文化芸術に多くの学生さんや市民の方々に触れていただく機会が設けられるということで、国境を越えた交流の促進でお互いの国同士の文化の違いを理解し合うという面でも大変意義のある取組だと大変評価をしております。大事な事業ですから、今後の日中韓都市間文化交流事業の展開を伺います。
◎足立にぎわいスポーツ文化局長 文化芸術を通じた都市間交流は、言葉を超えた感動を共有し連帯感を醸成する契機となります。とりわけ、若い世代がお互いの文化のすばらしさや違いを直接実感できる機会ともなっており、とても重要な取組だと考えています。今後も顔の見える交流を継続し、これまで積み重ねてきた2つの都市との友好関係をより一層深めてまいります。


◆宇佐美さやか委員 都市間の文化交流は、先ほども申しましたけれども国家間の政治不安定な難しいときだからこそ、先ほど局長がおっしゃっていただきましたお互いの違いを知り、尊重し合い、同じ作品を作り上げることでさらに深い交流ができるという本当に貴重な機会だと思っています。この交流事業は一過性のもので終わることなく参加された方々のその後の交流を、先ほど直接会って話したいということもおっしゃっていましたけれども、継続して相互理解をより一層深めていただくことを期待しています。これからは参加された方々を後追いできるような機会をつくっていただいて、参加された方々のその後の生活などで何か変化があったかなどの調査もしていただきたいと、事業のさらなる発展につなげていただきたいということを要望して、次の質問に移ります。  横浜国際舞台芸術ミーティング、YPAMについて伺います。  横浜国際舞台芸術ミーティング、通称YPAMは、国内外の舞台芸術関係者によるプログラムの作成、発表、交流の場として横浜で開催されていますが、どのようなイベントなのか残念ながら内容を知らない方もおられるのではないかと思います。YPAMはどういった事業なのか、内容を伺います。
◎永井文化芸術創造都市推進部長 YPAMは最先端の演劇、ダンスなどの鑑賞機会を提供するとともに、国内外からその担い手が集まり交流する日本を代表する舞台芸術イベントです。アジアにおける影響力のある舞台芸術プラットフォームの一つとして国際的に認知されております。また、民間の劇団等が市内各地で自主的に行う公演を公募しYPAMフリンジとして開催をしております。


◆宇佐美さやか委員 国際的なことで知られているということなのですが、私は残念ながら舞台から離れて大分たって知らないのでお恥ずかしいのですけれども、このYPAMですが、以前は東京で開催されていたと聞いています。横浜でYPAMが開催されるようになった経緯を伺います。
◎永井文化芸術創造都市推進部長 YPAMは、平成7年に東京で芸術見本市TPAMとして開始しました。平成23年からは横浜における創造都市施策の取組に可能性を感じたという主催者が会場を横浜に移し開催してまいりました。令和3年度からは名称に横浜を冠することで横浜国際舞台芸術ミーティング、YPAMとなり、名実ともに横浜のイベントとして開催されております。


◆宇佐美さやか委員 横浜に目をつけてくださった方が大きく展開してくださっているということで、この事業も残念ながらコロナ禍で2020年度、2021年度は他の芸術舞台作品同様にオンラインを中心とした開催となるなど、大変苦しい時期を過ごしてきたと伺っています。昨年度は久しぶりに海外からも多くの方々が参加し、3年ぶりに従来に近い形で開催されたと伺っています。  従来に近い形で開催された昨年度の開催実績を伺います。
◎永井文化芸術創造都市推進部長 令和4年12月1日から18日まで、KAAT神奈川芸術劇場や創造界隈拠点であるBankARTなどを会場とした主催プログラムのほか、市内34か所をフリンジ会場とした公演が実施されました。海外から来日した舞台芸術関係者は29か国112名、イベントへの来場者は9474名、オンライン参加者を含めると1万952名となっています。


◆宇佐美さやか委員 多くの方々が参加されているということで、本市は歴史的な建造物を用いた創造的界隈拠点の運営やアーツコミッション・ヨコハマによる中間支援などを通じてアーティスト、クリエーターの集積に力を入れ、都市の魅力向上や地域経済の活性化を図るなど創造性を生かしたまちづくりに取り組んでいます。YPAMも舞台芸術という特性を生かしながら本市の創造都市施策に大いに貢献していると考えています。  YPAMの意義と今後の期待について伺います。
◎足立にぎわいスポーツ文化局長 創造界隈拠点をはじめ市内の多彩な空間を会場とし多様な人々が関わることで都心の回遊性向上、にぎわいづくりに貢献しております。舞台芸術は子供たちの豊かな感性や創造性、コミュニケーション能力等の育成に寄与すると言われております。今後、YPAMが次世代育成にも寄与しながらより多くの市民の皆様に親しまれるイベントとなっていくことを期待しております。


◆宇佐美さやか委員 本当に子供たちの想像力は大事だと思っています。私も母が舞台によく連れていってくれたこともありまして、無謀にも舞台役者を目指そうとしてしまったこともありまして、劇団に入ったときには朝から晩までバイトをして、稽古に行って、またそのまま家に帰らずバイトをするという日々を生活していたのですけれども、今物価の高騰ですとか普通に生活していくのも本当に困難な中で、稽古場や芝居小屋を借りるということは本当に経済的な負担だと容易に想像ができます。だからこそ様々な形で舞台芸術を応援していただけることは本当にありがたいことですし、その応援があることで芸術、演劇を目指す方々が続けていくことができるかもしれないですし、また芸術、演劇を目指す方々が現れるきっかけづくりになることを期待しています。本市は舞台をはじめとした舞台芸術だけでなく文化芸術の支援を継続し、横浜の文化の火を絶やすことなく次の世代へ手渡すためにしっかりと予算も確保していただきたいということを要望し、質問を終わります。


新着情報

過去記事一覧

PAGE TOP