○大桑正貴委員長 次に、みわ智恵美委員の質問を許します。
◆みわ智恵美委員 日本共産党を代表し質問いたします。 委員長、スライドの使用をお願いいたします。
○大桑正貴委員長 はい。
◆みわ智恵美委員 教員の働き方改革についてです。 教員の長時間労働解消に向けて横浜市の教師の働き方改革は進んでいるのでしょうか。スライドを御覧ください。(資料を表示)時間外勤務時間が月80時間を超えている教員の数です。第4期横浜市教育振興基本計画におけるこの課題の目標と今年度達成見込みについて伺います。
◎鯉渕教育長 2か月連続で時間外在校等時間が月80時間超の教職員数は、コロナ禍前の平成30年度と令和4年度を比較すると3995人から2608人へと減少していますが、目標のゼロ人の達成には道半ばの状況です。着実に改善してきておりますが、今後はこれまでの総合的、全市的な取組に加えまして、データ分析と教職員への支援、指導を連動させるなど指標の達成に向けて働き方改革をさらに強力に推進してまいります。
◆みわ智恵美委員 次のスライドは、令和2年度から令和4年度における産業医面談等勧奨者と実施者数ですが、面談が勧奨される理由を述べてください。
◎村上教職員人事部長 長時間勤務者に対しまして面談の勧奨をしてございます。これは健康障害の防止を目的として産業医または指示を受けた専門職が面談を実施するというものでございます。
◆みわ智恵美委員 もう一度スライドを御覧ください。面談しなさいと言われても、面談された方はその1割にも満たない状況です。なぜ面談に行かれないのでしょうか。
◎村上教職員人事部長 面談の勧奨に当たっては、問診票の配付なども行いまして健康の状態の把握に努めてございます。ただ、この中で現在の健康状態に不安がない方や、問診票そのものの意義が校長先生あるいは本人に十分に伝わっていない、理解されていないためと考えております。
◆みわ智恵美委員 ずっとこういう状況です。面談にも行っていられないというのが現実ではないでしょうか。
◎村上教職員人事部長 ただいま申し上げたとおり十分理解されていないと思っておりますので、今後も健康管理の重要性について引き続き周知してまいりたいと考えてございます。
◆みわ智恵美委員 こちらのスライドを御覧ください。これは4月から1年間の欠員臨任の表です。欠員と任期付の臨時的任用教員について説明ください。
◎村上教職員人事部長 欠員つきましては、定数を学校に配当したところ、正規の教員が入らないといった場合に臨時的任用職員によって補充するものでございます。また、任期付任用職員につきましては、産育休の代替として制度に基づいて配置するものでございます。
◆みわ智恵美委員 改めてスライドを御覧ください。4月の新学期当初の欠員が486人、年度末3月に618人となっています。なぜ増えているのですか。
◎村上教職員人事部長 年度当初にもちろん欠員をなるべく少なくなるようにという形で採用し配置してはございますが、その後も年度途中の急な退職あるいは育児休業が生じてございます。その代替としまして臨時的任用職員の補充をしていきますけれども、特に年度の後半は登録者の方も既に何かしらのお仕事をされているケースが多くございまして、代替教員が見つかりづらいという状況がございます。
◆みわ智恵美委員 産育休は予想がつくので臨任を配置されるはずですが、そこに未配置が発生しています。こちらのスライドは決算年度の未配置状況です。未配置が解消されないのはなぜでしょうか。
◎村上教職員人事部長 ただいまの御答弁と重なるところはございますけれども、欠員に対しては、私ども事務局のほうとしては、登録者へのお声かけをしながらなるべく迅速に補充に努めてございます。ただ、その中で御本人の御意向と学校の事情が一致しないというケースもございまして、結果として未配置が生じていると考えてございます。
◆みわ智恵美委員 こういう未配置を埋めているのが現場の先生方です。産業医に面談に行っていられません。ところで、欠員や産育休の臨任の方々には前年度の採用試験を不合格になった方にクラス担任も務めていただいていますか、伺います。
◎村上教職員人事部長 そのようなケースもあると承知しております。
◆みわ智恵美委員 教員資格があるので立派に務められるわけです。産休で178日間、育休で169日間、欠員で166日など年度末まで未配置という例が多々あると伺っています。未配置などという非常事態を出さないためにも欠員で臨任を埋めるというのをやめて教員の採用枠を広げる、4月当初に学校現場に入っていただいた方を採用するなどで、そこに先生がいないという未配置を出さないようにすべきと考えますがどうか、伺います。
◎鯉渕教育長 小学校教員につきましては、令和3年度からの35人学級の実施、市単独の児童支援専任の配置、それから個別支援学級の増などによりまして、定数を毎年100人以上増やし、この5年間で600人程度増員している状況にあります。一方、採用試験では、受験者の意欲や能力を見極めていますが、年々採用倍率が低下している状況にあります。人材の適切な確保とのバランスも踏まえながら可能な限り正規教員の配置に努めてまいります。
◆みわ智恵美委員 本当に苦労されていると思います。横浜市として、ここで教員の勤務時間短縮にはどうしても先生1人が担当するこま数を削る努力が必要だと思います。1958年の義務標準法制定時には週6日で24こまとしていたものを、週5日になっても変えていません。こま数削減を横浜市でも考えるべきではないでしょうか。
◎鯉渕教育長 教員一人一人の授業のこま数は各学校の年間の授業時数から算出しております。また、その授業時数は、計画段階におきまして国が定めた標準授業時数を下回ることはできないこととなっております。授業時数に関しまして、今年度の4月に教育課程の管理等についてという通知を学校宛てに出しておりまして、その中で国が定める標準授業時数以上の予備時数を必要最低限とすることや、非常時の臨時休業によって仮に標準授業時数を下回っても法令に反するものではないということを周知しております。今後も、校長会等を通じて授業時数の適切なマネジメントについて働きかけを行いまして教員の負担軽減に努めてまいります。
◆みわ智恵美委員 そういう通知を出していただいていてありがたいと思うのですけれども、文部科学省は総こま数についてそのように述べておりますし、こちらのスライドを御覧いただきたいと思います。通告していないのですが、副市長、こちらのスライドは採用後1年以内の退職者数です。退職者数も率も増えています。どうお考えでしょうか。
◎伊地知副市長 私も初めてこの数字を見ましたけれども、横浜市の中でも最近では、採用してせっかく職場に入っても残念なことに辞めていってしまう人がおります。そういうことを職場としてしっかりと認識をしながら対応を練っていく必要はあると思っております。
◆みわ智恵美委員 これは、教員は非常に特殊です。幾ら働いても残業代の出ない公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法に公立学校の教員の給与は縛られています。どんどん業務が幾ら増えても自分が受け止めるしかない。そこでブラックな働き方になる。だから先生になりたくないと負のスパイラルです。例えば週20こまで計算して、働き方改革には横浜市にはこれだけの教員が必要なのだと具体的な必要数を持って国に要望していくべきと思いますが、どうでしょうか。
◎村上教職員人事部長 現在国で定めている標準法におきましては学級数に応じて教員数が定められておりまして、授業時数からの算定とはなっていない状況でございます。また、学級担任のほか、音楽や家庭科などの専科教員、また、少人数指導のための教員を配置するなど複数の教員で授業を担当しております。現状、1人当たりの授業時数が様々でございますので、1人当たりのこま数からの教員の必要数を算出することは難しい状況だと考えております。
◆みわ智恵美委員 働き方改革は国や横浜市が動かなければ教員の努力ではどうにもなりません。定額働かせ放題の公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の改正も視野に入っています。市として具体的な数値での提案を進めていくことを希望いたします。 次に、市立学校の安全安心でよりよい教育環境について伺います。 9月補正で学校内の老朽ブロック塀の改修工事の学校が1校増えました。そこで不思議だったのが築70年近くとなる校舎がある二谷小学校が対象になかったことです。では、今年度のブロック塀改修事業の設計対象校に二谷小はなっていますか。
◎岡施設部長 市立学校ブロック塀対策事業では、1年目に設計を行い、2年目にブロック塀を撤去し、フェンスに改修する工事を実施いたします。令和5年度、今年度に二谷小学校の設計は予定してございません。
◆みわ智恵美委員 予定にもなっていない。こちらのスライドを御覧ください。(資料を表示)二谷小学校のかなり傷んだブロック塀の様子と、そしてこちらは傾きも感じるブロック塀です。子供もここを通ります。二谷小学校は学校規模適正化の対象になっていますか。
◎岡施設部長 小規模校である隣接する斎藤分小学校との間で学校規模適正化を検討しております。
◆みわ智恵美委員 二谷小はそもそも老朽化で建て替えがと言われていた学校です。ところが、学校規模適正化の対象にもなって安全対策が先送りされているのではないでしょうか、伺います。
◎鯉渕教育長 学校に残るブロック塀につきましては、お写真で示していただきましたが、法の基準に適合しており、定期的に点検を実施しております。このため安全上の支障はすぐさまにあるということではないと考えております。点検結果などを考慮し、建築局と相談しながら優先順位をつけて改修工事を実施しております。
◆みわ智恵美委員 早急にブロック塀老朽化対策工事を行っていただくように求めます。 次は、高等学校奨学金について伺います。 高等学校奨学金の目的について述べてください。
◎鯉渕教育長 高等学校の奨学金ですが、本制度は、学業成績優秀で経済的理由により高等学校の修学が困難な生徒を対象に奨学金を支給し、教育の機会均等を図ることを目的としております。
◆みわ智恵美委員 その目的に照らして奨学金を利用したいと検索してもなかなか市の高校奨学金のページに行けない、たどり着いても他の制度、例えば給付制などの奨学金の制度が見つからないと教育委員会に伝えておりましたら、翌日に改善されていましてありがとうございます。今後のホームページなどの改善の方向について伺います。
◎佐藤インクルーシブ教育エグゼクティブマネジャー 経済的に困難な世帯の生徒、保護者の皆様が様々な支援制度を知ることができるように、そのほか関連する制度についてもリンクを掲載する等々、内容については絶えず見直しながら充実をさせていきたいと考えております。
◆みわ智恵美委員 よろしくお願いします。市の高校奨学金制度で成績要件をなくし、要件を満たした応募者全員にと日本共産党は求めておりますが、こちらのスライドを見てください。(資料を表示)成績要件が4から3.7に、今年は3.5以上にとされて応募者が1318人と大きく増えましたが、採用者は906人、412人が不採用でした。この理由を述べてください。
◎佐藤インクルーシブ教育エグゼクティブマネジャー 高校奨学金につきましては、全体の数ということで2000人を予算として確保しておりますので、その中で継続の受給者の方もございますので、全体としては毎年度新採用の人数は動きがあるということでございます。
◆みわ智恵美委員 予算はきっちりなのです。412人を採用して2472万円、出せない金額とは思えません。募集要項の応募資格を改めて述べてください。
◎佐藤インクルーシブ教育エグゼクティブマネジャー 保護者の方が市内在住であること、高等学校に在学をして品行方正であるということ、全履修科目の評定平均が5段階評定で3.5以上ということにしております。
◆みわ智恵美委員 先ほど教育長が経済的理由により高等学校の修学が困難ということを述べられました。応募されている子供さんの願いに寄り添った対応を強く求めたいと思いますが、副市長、いかがでしょうか。
◎伊地知副市長 委員の御趣旨は伺いましたが、奨学金自体は学業成績優秀な生徒の経済的支援が目的だとなっておりますので、成績要件自体は必要なものだと思っています。支給人数につきましても平成30年度の1160人から現在の2000人に段階的に拡充もしておりますので、今後も支給人数の拡充については、新規の採用の倍率、あるいは採用者の世帯所得の状況などを踏まえて検討していかなければいけないと思っています。
◆みわ智恵美委員 大変厳しい御家庭が増えているという今の現状に照らして、ぜひ拡大していただくよう強く求めて、終わります。 ありがとうございました。
