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2025年2月20日

避難所の雑魚寝状態を解消する予算を 肝心の中身がわからない花博では市民理解を得られない

白井まさ子議員 今年度予算議案関連質問に登壇

横浜市会では1月28日から第一回定例会が開催されています。2月20日は、山中竹春市長が提案している新年度予算案の関連質問が行われ、白井まさ子議員(港北区選出)が登壇。新な地震防災戦略にある避難所の環境改善について他、2027年開催の国際園芸博覧会の全容、教育現場が抱える重大課題、市民生活を支える予算の拡充に対する質問を、山中市長にしました。

避難所の雑魚寝状態を解消する予算を

避難所の環境改善について白井議員は、能登半島地震での被災への対応を踏まえて、本市の地震防災戦略で見直しが示されたが、459ある地域防災拠点・避難所の1拠点に対して、わずか約24基のパーティションと111個の簡易ベッドの備蓄にしかならない予算付けになったと指摘。1拠点に避難者は1000人の想定であり、これで雑魚寝状態の解消となるのかと山中市長に問いました。

山中市長は「避難所の環境改善は避難者のストレスを少しでも軽減するためにも大変重要な取り組み。そのため避難世帯数などに応じたプライバシー確保のためのパーティションや、就寝環境の向上につながるコット・エアマットを新規に導入して、できる限り早期に避難所の環境の改善を図る」と答えました。

肝心の中身がわからない花博では市民理解を得られない

2027年開催予定の国際園芸博覧会は、当初示していた会場建設費は320億円。その3分の1を市と県で負担し、その8割の86億円が本市負担とされています。新年度は本市負担金37億円ほどの予算案が示されており、次年度も同規模とされています。この費用とは別に、本市による機運醸成の費用も増額です。

白井議員は、建設費320億円はどんなものにいくら使う想定なのか、会場計画の全体像が示されていない。肝心の中身がわからないものに、粛々と市費が支出されている状態だと指摘。これでは市民理解は到底得られず、機運醸成どころではないと疑問を呈しました。

山中市長は、「スケジュール通り順調に会場計画の策定が進んでいる。あわせて開催の内容や会場計画について様々な媒体を活用して今後も示していく。議会の皆様方の協力もいただきながら、市民の皆様の理解と共感につなげていく」と述べました。

質問と答弁の全文はこちらです


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