横浜発の新技術であるペロブスカイト太陽電池の実証実験が、横浜港にある大さん橋デッキにて行われています。(1月末まで)日本共産党横浜市議団(5人)は、現地を視察しました。
ペロブスカイト太陽発電は「フィルム型」となっていることから、軽量かつ柔軟でビルの壁面や耐荷重の小さい屋根、車体などの曲面にも設置できる次世代の太陽電池として注目を集めています。耐久性などの検証の場として、強い日差しや風雨、潮風がふく大さん橋のデッキが選ばれました。開発会社が共同で検証にあたっています。今年で2回目で3回の実証を進めるとしています。
視察した古谷やすひこ団長は「(ペロブスカイトは)世界的に開発競争が行われていますが、日本は出遅れています。横浜の発祥の技術でもあるので、この検証が成功するよう私たちも働きかけていきたい」と述べました。
現地でのQ&A
Q:党市議団
A:港湾局担当者
Q:どうやって設置しているのか。
A:デッキに両面テープと結束バンドのようなもので止めている。従来の太陽光パネルだと重量があり、接地面に穴などを空けて、止めるしかなかったが、だいぶ簡易なもので止められるようになった。
Q:従来の太陽光パネルとの違いは?
A:例えば従来のものは、ガラス面に少しの傷が入っても、全体の発電量が大きくダウンすることがあった。ペロブスカイトは各フィルムが独立しているので、従来のものより影響が少ない。
また、屋根に取り付けるには、従来のものは穴をあけるので、設置できないことが多かったがその課題解決の一つにもなると考えられている。
Q:ここで発電された電気は何に使っている?
A:イルミネーション企画の「夜のヨ」では使っていないが、その他のイルミネーションの電源として活用している。