市政ニュース
2024年6月19日

今の働き方ではバス運転手は集まらない、根本的な改善を 横浜市交通局従業員労働組合と懇談

6月19日、日本共産党横浜市議団は、横浜市交通局従業員労働組合と横浜市の来年度予算にむけた懇談を行い、要望を受け取りました。

 同組合からは、斎藤隆信執行委員長ら3人が出席し、党議員団から古谷やすひこ団長、白井まさ子副団長、みわ智恵美、宇佐美さやか、大和田あきお議員が出席しました。

 同組合から寄せられた主な要望項目は下記の通りです。

  • 変形労働制の廃止を
  • 離職者が増え、休暇が取れない職場があり大問題になっている。その原因は、現状の労働条件にあり、ただちに改善の手を打つこと。
  • 運転業務に集中できるよう、マイクのコードレス化や運転席周辺を簡素化すること。など

斎藤執行委員長らは、変形労働制で長時間勤務は当たり前でしかも残業手当減で、住居手当は一部の人だけ、夏季休暇の一律5日間5万円での買い上げ、給与は以前の給与から11%カット、これでは働く意欲がダウンする。この働き方では、運転手は集まらないし若い職員は他局に移ったり、転職してしまう。他のバス会社が運転手を募集するたびに、数人やめてしまう営業所もある。現在の職員の半数は50歳代、このままではバス運行もままならなくなってしまう。根本的に労働条件を改善してほしいと訴えました。

古谷やすひこ団長は、働き方改革でスポットがあたっている。長年改善が要望されてきたことをやらなかったつけが表面化していると思う。自主・自立で経営をやることが原則だと言うが、その事で様々な弊害がでている。このままでは公営事業の役割を果たせない。ご要望を聞き、引き続き、横浜市には強く求めてゆきたいと決意を述べました。


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