池子の森を守れ 「三者合意」に反する米軍家族住宅385戸追加建設
横浜市と逗子市にまたがる池子の森(約288へクタール)を破壊し、横浜市域に米軍家族住宅を追加建設する問題で、防衛省南関東防衛局は20日、住宅等の基本配置計画案を両市に提示しました。
日米両政府は2010年9月の日米合同委員会で、追加建設戸数を700戸程度から当面400戸程度と変更することで合意していました。
計画案では、建設するのは横浜市域の36.7ヘクタール。埋め立てたり、山を削る改変面積は約17.8ヘクタール。整備する家族住宅は、3階建て住宅を51棟、385戸で、支援施設として物品販売所、食堂、図書室などを整備します。また、横浜市域と逗子市域を結ぶトンネルを新設するとしています。
緑を破壊、地球温暖化防止にも逆行
日本共産党横浜市議団の大貫憲夫団長は「住宅建設は自然を破壊し、地球温暖化防止にも逆行し、米軍基地の基地強化と固定化につながる」と指摘しています。
計画の撤回を
日本共産党国会議員団南関東事務所と県委員会は28日、防衛省南関東防衛局を訪れ、計画案の詳細をただし、池子の森への追加建設は、「追加建設はしない」とした国、県、逗子市の「三者合意」に反するものだと指摘しました。さらに「住宅が700戸から385戸に減っても、緑をつぶす面積はかわらない」と、計画の撤回を求めました。
白井まさ子横浜市議も参加しました。
池子住宅地区及び海軍補助施設(横浜市域)における米軍家族住宅等の基本配置計画案については横浜市のホームページ(こちら)をごらんください。
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「こんにちは横浜市議団です」2011年8月3日(PDF版)