■給与条例議案　討論　古谷やすひこ　2023.11.30

　古谷やすひこです。日本共産党を代表して市第４５号議案「横浜市一般職職員の給与に関する条例等の一部改正」について、賛成の立場で討論します。

　先ほど本会議質問で改善すべき問題点について、実質賃金は上がっていない点、消防職員の初任給水準が他都市に比べて低い点、特別職のボーナスが上がることは理解が得られない点、会計年度職員の給与を遡及しない点、これらを指摘して改善を図るべきと訴え、市長からは条例改定について、一定の踏み込んだ答弁もありました。　　

そのうえで、実際に働く職員の労働組合とも今回の議案の内容で合意されたこと、本市の人事委員会の勧告に従った内容であること、などを鑑みて賛成します。常勤職員の給与が上がる提案について、反対することはできません。

　引き続き、常勤職員と非常勤職員との休暇制度や手当制度の格差解消による均等待遇の実現と、男女の賃金格差の是正も改善を求めていきます。特に会計年度任用職員の処遇の改善は喫緊の課題です。横浜市で働く職員は４万６０００人。そのうち会計年度任用職員は約１万８０００人です。ざっと3割が会計年度任用職員で公務労働が担われている計算になります。この給与水準が改善されることで地域経済への好循環につながる契機にもなります。国も会計年度任用職員の処遇改善を強く地方自治体には働きかけており、財政的にはきちんと出すと言っています。ですから、来月のボーナス支給日の支給にこだわらず、なんとか遡及して支払う環境を整えてもらいたいことを最後に述べて討論を終えます。