◆宇佐美委員 日本共産党を代表し、質問します。よろしくお願いいたします。
まず初めに、今年1月27日、高塚配水池で起きた水質基準超過の事故について伺います。
水質基準を超えた塩素酸の発生経緯と本市の水質管理値を併せて伺います。
◎我妻浄水部長 このたびは、高塚で塩素酸の水質値超過事故を起こしてしまったこと、大変申し訳ございません。心からおわびを申し上げます。小雀浄水場におきまして、消毒剤である次亜塩素酸ナトリウムを薬品タンクから注入地点まで移送する配管の修理を行いました。このとき作業用通路内には雨水がたまっておりまして、これをくみ上げ、場内の排水処理施設を経由して河川に放流いたしました。雨水のくみ上げに当たっては、残留塩素濃度、臭気、あとpHを検査し、異常は見られませんでした。しかし、放流の途中で雨水に配管から漏えいしていた次亜塩素酸ナトリウムが混入していることを確認したため、河川への放流を停止いたしました。その結果、排水処理施設から水があふれそうになり、緊急的に原水に返送し、浄水処理過程の中で水質監視をしながら処理することとしました。この返送した水に塩素酸が含まれていたものでございます。なお、塩素酸につきましては、国の定める水質基準1リットル当たり0.6ミリグラムに対して、本市独自の水質管理値は0.3ミリグラムとしており、より厳しく水質を管理しております。
◆宇佐美委員 国の水質基準は先ほどおっしゃっていただいたように1リットル当たり0.6ミリグラムの塩素濃度ということで、本市はそれよりも低い独自の基準を設けている。これは本当に市民に安心安全な水道水を届けたいという局の心意気が伝わるということから評価をしますが、しかし、この事故による環境への影響が気になります。影響は出ていないのか、伺います。
◎我妻浄水部長 水道水を生涯飲み続けても健康に影響のない値としまして、厚生労働省が水質基準を設定しております。この水質基準を短期的に上回ったときに健康に影響がない値として、厚生労働省は資料の中で亜急性参照値というものを示しております。塩素酸については1リットル当たり3ミリグラムとされております。今回の塩素酸の最大値0.93ミリグラムはこれを下回っておりまして、健康には影響がないと考えております。
◆宇佐美委員 一生飲み続けても安全な水ということでその基準が設けられているのですが、ここまではいってはいけないよ、ここから超えてはいけないよという基準だと思います。この事故に対しての水道局の対応をどうされたのか、伺います。
◎我妻浄水部長 小雀浄水場ろ過池出口で1リットル当たり0.44ミリグラムの塩素酸を検出したことから、小雀浄水場から送水している4つの配水池のうち3つにつきまして、神奈川県内広域水道企業団からの受水に切り替えました。しかし、高塚配水池のみ切り替えができなかったため、塩素酸の監視と配水池にためていた水道水の入れ替えを行いました。また、影響のあった給水エリアにつきましては、3か所の観測地点において塩素酸の監視と配水管路の洗浄を行いました。
◆宇佐美委員 この事故の発生時には当該エリアにはどういった広報や対応をしたのか、伺います。
◎我妻浄水部長 市民の皆様への広報につきましては、記者発表を行うとともに、ホームページやツイッターで発信をいたしました。また、翌日の朝から車両による広報を行いました。給水車については14台を配置しました。配置場所については、応急給水に来られる方が分かりやすいよう、対象エリア内の小中学校や高校など、地域の方々に知られている施設の周辺を選んで配置いたしました。また、影響を受けたエリア内全域で応急給水ができるよう、おおむね半径500メートル以内に1台を配置しました。
◆宇佐美委員 給水車が出るというのは結構な事故のような気がするのですが、この事故の根本的な原因と再発防止策を伺います。
◎遠藤担当理事兼水道技術管理者 根本的な原因は、滞留していた雨水を浄水場の中の排水処理施設に入れたことでした。今回の場合、別途処分を行う必要がありました。二次的な原因は、排水処理の水を原水に返送したことでした。これは、他都市の浄水場で実際に行われていますが、本市水道局では渇水などの非常時を除き原則行っていません。今回の場合は、浄水場の処理量を調整し水があふれることを防止した上で、排水処理施設に入ってしまった次亜塩素酸ナトリウムを中和処理して河川への放流を継続するべきでした。今回の事故を教訓として、排水処理施設につながるルート外の水を入れないことを浄水場の運転マニュアルに明記し、浄水場の職員に対して周知徹底をいたしました。なお、作業用通路内には雨水がたまらないように既に修繕工事を実施しており、今後も定期的なパトロールを行ってまいります。
◆宇佐美委員 地下の作業通路にたまっていた雨水を浄水場の作業工程の中で排水処理施設に入れたことが最初の誤りだったという御説明だったと思うのですけれども、最初に雨水を発見した際には、臭気もなく、残留塩素濃度もpHにも異常がないことを確認した。しかし、しばらくして漏れ出ていた配管からの次亜塩素酸ナトリウムが混入したことに気づいて、薬品タンクから気づいたと。薬品タンクから伸びている配管で、その配管に不具合があって直すために作業通路に入ろうとしたのが、このことの発端だと思うのです。配管から次亜塩素酸ナトリウムが漏れている。下にたまっている雨水には混入していて当然と考えるのが普通かと思うのですが、なぜ今回は産業廃棄物として処理しないで排水処理施設に投入、河川放流という判断に至ったのか疑問です。この点、伺います。
◎遠藤担当理事兼水道技術管理者 小雀浄水場は、構造上、側溝に入る雨水を排水処理施設の中に入れて河川に放流するというような構造になっています。今回の雨水については、くみ上げの当初に残留塩素濃度とか臭気などの確認を行いまして異常がなかったということから雨水と判断をして、通常の雨水と同じルートで処理してしまったものです。委員がおっしゃるように、次亜塩素酸ナトリウムを移送する配管に故障があったことを認識しておりましたので、くみ上げの当初から次亜塩素酸ナトリウムが混入している可能性を強く疑っておけば産業廃棄物として処理ができたものと考えています。
◆宇佐美委員 ふだんからの作業、雨水として流してしまったと。二次的な原因として、排水処理施設の水を原水に返送したと。これは先ほどの御説明では渇水時などの非常時を除き原則行っていないということでしたが、しかし、今回は排水処理施設の水を原水に戻すという判断をしたことも、なぜなのかということが気になります。この点、見解を伺うのと、また、次亜塩素酸ナトリウムが含まれている雨水を原水に戻せば浄水過程でどのぐらいまで希釈、薄められていたのか。基準値以下になっているのかとか、水質検査をするのが大事だと思うのですが、なぜ1回しか検査しなかったのか、併せて伺います。
◎我妻浄水部長 次亜塩素酸ナトリウムはふだんから使用している薬品のため、水質監視をしっかりと行えば浄水処理ができると考え、排水処理施設の水を原水に戻しました。原水に返送した際には、水質検査を行いまして、水道局の水質検査計画に定める浄水処理工程の管理に必要な8項目について異常がないことを確認しました。塩素酸はこの8項目には含まれていませんが、経過の中で塩素酸が含まれている可能性が考えられたことから、ろ過池出口での測定を継続的に行いました。
◆宇佐美委員 しっかり浄水できると思ったから戻したよというお話なのですが、検査は複数回継続的に行ったと。それでしたら、2月16日の常任委員会の説明資料にそのこともしっかり書き込むべきだったのではないかと思います。いずれにしましても、作業に当たられた方々は、ふだんからやっていなかったことを選択してしまう、やっていたことを選択したと言っていいのか。どこに原因があったのかとか、そういう現場でのやり取りでどういうことがあったのかということをちゃんと検証していくことが必要になると思います。二度と判断ミスを起こさないようにしていくためにしっかり調査を行う。このための第三者機関、第三者委員会などを設けて、透明性を持った検証が必要だと考えますが、この点、見解を伺います。
◎大久保水道局長 今回の事故を起こしまして、その後、担当しました職員一人一人からそのときの状況についてきめ細かく聞き取りを行いました。その結果、先ほど来御説明したとおり、今回の事故の原因は、たまった雨水を排水処理施設に入れたこと、排水処理施設の水を原水に戻したこと、このように原因がはっきりとしておりまして、具体的な再発防止策も実施したところでございます。第三者機関を入れて検証するということは考えておりませんけれども、水道局のコンプライアンス推進委員会の中で今回の事故を局全体で再検証いたしまして、今後このような事故を起こさないようしっかりと取り組んでまいります。
◆宇佐美委員 できるだけ小さく収めたいのかなというふうに伝わってきてしまうのです。これを国に届けると、厚生労働省に届けてしまえば立派なというか、残念ながら事故というふうに載ってしまいます。今回の事故を皆さんの中から、この対応に当たった方々のお声はちゃんと聞いたからこれでおしまいだよというのではちょっと困るなと。これからまたやってしまうのではないかと思ってしまうのです。今回のことを教訓とするために排水処理移設につながるルート外の水を入れないことを浄水場の運転マニュアルに明記したと先ほど御説明がありましたけれども、水道水をつくる技術は、マニュアルにあるとおりにやっていればできる、いいほうに行くというものではない。全ての技術を身につけるには本当に年月がかかるということを、水道事業に携わる方から聞いています。やはり経験年数を積んだ職員がこの現場でも経験年数の短い職員に対して技術を教え伝えることが、次の事故を未然に防ぐために本当に必要だと考えます。マスターエンジニア制度があるのは承知しています。日々の日常業務に追われて若い職員に技術を伝える時間が担保できないということも、退職された方から聞いています。今回の事故を機に技術継承の在り方を検討し直す必要があると考えますが、見解を伺います。
◎大久保水道局長 お客様にいつでも安心して水道を御利用いただくためには、現場での業務について必要な技術、また、ルールなどの知識をしっかりと身につけ、実行できるように徹底していくことが必要であると考えております。今回の事故は通常の業務とは異なるいわばイレギュラーな対応の中で発生したものですが、そうした不測の事態が発生した場合でも適切に判断ができるよう対応の原則を浄水場の運転マニュアルに明記いたしまして、日々の業務の中で徹底しているところでございます。また、浄水場において、技術の継承についてはマスターエンジニア制度、委員は今これだけではなくというお言葉をいただきましたけれども、この制度をはじめとする局独自の人材育成制度によって行っておりまして、今後もしっかりと進めてまいります。技術の継承は水道事業を継続していく上で最大に重要なことだということを十分に認識し、これからも徹底して進めてまいります。
◆宇佐美委員 イレギュラーなことだったということなのですが、イレギュラーなことが起きることも想定しての訓練も必要だと。そういうことが起きるのだと先輩から伝えていくということが本当に大事だと思うのです。局長も大事だということは言っておられるのですけれども、以前から私は再任用の方々から技術を教えていただくということをしてはどうですかという提案をしたのですが、再任用での採用が今抑えられています。再任用という枠ではなくて、まだ元気で働く意欲があって金銭的に少し余裕があり技術も経験も豊かな方々に会計年度任用職員として新人の皆さん、職員の皆さんの技術継承を担っていただいてはどうかと思いますが、見解を伺います。
◎大久保水道局長 新採用職員をはじめといたしまして若手職員への技術継承につきましては、経験豊富な常勤職員、また再任用職員を中心として行い、会計年度任用職員にはそのスキルを発揮してサポートをしてもらっております。ベテラン職員の持つ技術、経験の継承は喫緊の課題であると考えておりますので、繰り返しになりますが、マスターエンジニア制度の活用や水道技術職の採用を進めながら、着実に技術継承を行える体制を職場全体で確保してまいります。
◆宇佐美委員 そのマスターエンジニア制度がなかなか機能していないよというのを心配しているということなのです。今回の予算案で残念ながら10人の職員定数削減が書き込まれています。これでは職員の技術が本当に引き継がれていくのか大変不安を感じています。今回の職員定数削減の理由を伺います。
◎山岡副局長兼総務部長 令和4年度は、水道記念館の閉館や寒川取水事務所の無人化などによりまして、再任用職員10名の定数削減となっております。
◆宇佐美委員 水道記念館は、本当に横浜水道の歴史がぎゅっと詰まったところで、なくなってしまうというのは私にとって本当に寂しい思いがします。職員で本当に必要のない方はいないと思うのです。機械やコンピューターがいかに進歩しても、その先、今の事故のように、途中であったにせよ、異常に気づいたのはほかでもない職員の皆さんです。人の持つ感覚や技術、経験は全て機械、コンピューターに置き換えることはできないと思います。
そして、この事故が起きたのは平日の日中ですから職員の人数がいたことからすぐに対応ができましたが、夜の時間帯の浄水場の管理室は2人体制と聞いています。もし同じような事故が発生した場合には、1人が電話対応、1人が現場のモニター監視を行う。これが、経験年数を重ねた職員2人でしたら、あうんの呼吸で対応できるかもしれませんが、1人が新人だったとしたら、この1人に電話をかける業務を任せるとしても、どこにかけるのか、誰に何を伝えるのかから教えていく。モニター監視は、そうすると誰がやるのか。電話がかかってきたら2人で電話に出てしまった。誰も対応できないということも想像できます。
以前は夜の時間帯が3人1組だったと聞いています。災害対応や新人が先輩から技術を現場で教わることができるようにするためにも、3人1組の体制に戻していただきたい。職員定数を減らしてしまうということはこの3人1組の体制をつくれなくなるということから、職員定数の削減を改める考えはないのか、伺います。
◎大久保水道局長 今、宇佐美委員おっしゃっていただいたのは、浄水場の管理室における交代勤務のことを指しておられると思います。浄水場の管理室では、浄水処理施設などの運転管理業務を24時間365日交代勤務で行っております。その体制は2人1組の班を6班つくりまして、この6班の体制で2交代で行っております。現在は、新型コロナウイルス感染症対策、また、浄水場運転管理業務の技術継承という観点から、6班のうち3班は3人体制に増強しているところでございます。職員定数の削減についての御意見をいただきましたが、局全体の業務の廃止、委託化などによります職員定数の見直しというものはやはり行っていく必要があると考えております。しかし、事業運営上必要な人員については今後もしっかりと確保してまいります。
◆宇佐美委員 機械、コンピューターに置き換えて余った人を機械的に減らすというのではなく、職員の皆さんの技術が本当に身につくまでしっかり育てて次の代に技術を継承していくために、職員定数の削減を考え直すことを改めて要望し、次の質問に移ります。
神奈川県内の水道システム再構築に向けた検討について伺います。
まず、5水道事業体、神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市、神奈川県内広域水道企業団では水道システムの再構築を検討していることが予算概要のコラムに記されています。この検討の内容はどういったものなのか、伺います。
◎宍戸施設部長 神奈川県内の水需要は減少傾向にありまして、将来、県内5水道事業者の施設能力に余裕が生じることが見込まれております。今後、各水道事業者において老朽化する施設の更新などのコストが増大していきます。安定給水を維持しながら将来の水需要に見合う適正な規模にしていくため、相模川の下流から取水している浄水場を3か所廃止し、現在の11か所から将来的に8か所にダウンサイジングすることを検討しております。
◆宇佐美委員 内容の説明の中で、取水地点を変える上流移転ということが多分御説明の中にあったと思うのですけれども、この上流移転の概要を伺います。
◎宍戸施設部長 現在検討しております取水地点の上流移転は、3つの浄水場を廃止することができた場合に、相模川下流の水利権を有効活用しようとするものです。上流移転ができれば、浄水場まで自然流下で送る水を増やし、ポンプを使って送る水の量を減らすことができ、省エネルギー型の水道システムを構築することができます。このほか、河川の水質汚染事故や停電などによる災害リスクの低減といった効果があります。
◆宇佐美委員 では、この上流移転による効果はどんな効果があるのか、伺います。
◎宍戸施設部長 上流移転の効果ですが、繰り返しになりますけれども、上流移転ができれば浄水場まで自然流下で送る水を増やし、ポンプを使って送る水の量を減らすことができ、省エネルギー型の水道システムを構築することができます。このほか、河川の水質汚染事故や停電などによる災害リスクの低減といった効果があります。
◆宇佐美委員 上流移転についてどんな課題があるのか、伺います。
◎遠藤担当理事兼水道技術管理者 課題についてですが、取水地点を上流に移転すると河川の流量が変化して、河川環境に影響を及ぼす可能性があります。また、水利権はダム開発で生み出された水を基に取水する位置と量などについて河川管理者から許可を得ているものであることから、取水地点の変更は改めて許可が必要となります。このため、水道事業者だけで実現するのは困難であり、河川管理者のほか、漁業とか農業などの河川関係者と十分な協議を行う必要があります。
◆宇佐美委員 上流移転に伴って河川管理者等との打合せが必要になる。私、今検討している上流移転で電力消費が削減できるなら本当にすばらしいなと思います。しかし、危惧しているのは、今後の検討の中で様々な費用負担が発生するのではないかということです。今後の検討の中で費用負担が発生することはないのか、伺います。
◎山田経営部長 寒川地点の水利権を相模川上流の沼本地点に移転する場合、既存の施設である沼本ダムを利用して取水し、企業団の西長沢浄水場で浄水処理することを想定しています。このため、現段階では上流移転については新たな施設整備は予定しておりませんので、整備に関する費用負担は発生しないと考えています。
◆宇佐美委員 既存のものを使うから費用は発生しないということなのですが、昨年1月29日に開かれた神奈川県内広域水道企業団の広域水道常任委員会記録を見ますと、黒川神奈川県広域水道企業団企業長が、これからの令和3年から5年間が、さっき600億円弱と申し上げましたけれども、その倍近くになるだろうというふうに見込んでございますと、この上流移転の計画での事業費を予測しています。事業を始めていきなり請求されることはないと思いますが、これでも事業費は発生しないということなのか、伺います。
◎大久保水道局長 今委員がおっしゃっていただきましたのはこの上流移転ということに伴うものではなくて、小雀浄水場を含む3つの浄水場を廃止した場合に、残る8の浄水場で給水をしていくことになります。そのためには、企業団が持つ浄水場の機能を増強する、あるいは新しい管路を引くといったことが必要になりまして、その費用のことをおっしゃっている内容だと思っております。それらができたときに、その下にある水利権を上流移転するということでございまして、そういう流れで今検討を進めているところでございます。
◆宇佐美委員 これから上流移転に向けて様々動いていくということなのですけれども、もう一つ危惧しているのは、先ほども触れましたけれども、小雀浄水場を廃止するという検討が進められている。小雀浄水場が停電などで給水を停止した場合約20万戸のお宅に水を配ることができなくなるということで、様々な工夫、バックアップをされているのも聞いているのですが、この小雀浄水場の廃止は廃止ありきの結論を市民に知らせるだけでなく、横浜市民にとって大事な問題だと考えることから、しっかり市民に知らせて、意見を聞いて、どうしていくかを決めていくことが望ましいと考えますが、見解を伺います。
◎大久保水道局長 小雀浄水場の廃止につきましては、水道事業者の責任として、市民の皆様への安定供給を継続していく、このことが大前提として検討を行っております。将来の水需要の動向を踏まえまして、存続した場合と廃止した場合のコストの比較、今委員おっしゃったように、3つの浄水場を廃止した場合にどのぐらいのコストがかかるのか、あるいは廃止しなかった場合にそれぞれの事業体にどのぐらいのコストがかかるのか、そのことを比較すること。また、災害時、緊急時の対応がどのようにできるかということ。さらには環境への負荷など、様々な観点から総合的に判断をしてまいります。検討の内容については、今後、議会で御議論をいただきたいと考えておりますし、市民の皆様にもしっかりと御説明をしてまいります。
◆宇佐美委員 ありがとうございます。しっかり市民に知らせていただきたいと再度要望します。そして、この神奈川県内広域水道企業団についても、市民の方はほとんど知らないと思います。この企業団がどういったことをしているのかも市民に知らせて、開かれたものにしていただきたいということも要望し、質問を終わります。
議会での質問・討論(詳細)
2022年3月1日