市政ニュース
2022年9月8日

三ッ沢公園の新球技場建設構想は無謀、ゼロベースで見直しを

9月7日、日本共産党横浜市議団は、三ツ沢公園の新球技場建設構想についての意見をまとめ、山中竹春市長宛に提出しました。環境創造局緑アップ推進部の山本英部長ら2人が対応しました。

横浜市は今年6月に神奈川区の三ッ沢公園について「既存の球技場も活かしながら新たな球技場の建設について検討を進める」とする、「三ツ沢公園球技場を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)」を発表し市民意見を募集しました。基本的な考え方(案)には公園の北東側に新競技場を建設するとして配置イメージ図が描かれています。予定地には青少年野外活動センター、自由広場、テニスコート、補助陸上競技場、桜山があります。

申入れで党市議団は、三ツ沢公園はサッカーだけでなく、陸上競技やテニスなど市民にとって気軽にスポーツに触れることができる施設であり、自然を感じることができる、平日でも多くの市民が利用し愛されている公園だと強調。その上で、イメージ図通りに新たな球技場が建設されれば、市民利用施設が廃止となり、桜山をはじめ多くの樹木を伐採することになる。これは、市が三ツ沢公園の再整備の『目的』に掲げる「スポーツのできる公園の充実」「花と緑の充実による公園の魅力向上」に明らかに反していると指摘。また、新球場の建設理由に、現状の球場だけでは「新たな利用ニーズも十分な対応ができていません」と挙げていますが、どういうニーズがどれくらいあるのかデータは示されていません。これでは新球技場建設についての是非を論じることはできないと批判。新たな球技場については、ゼロベースから市民参加で検討することを求めました。

山本部長は「構想の時点で意見募集したのは、賛否を問わず広く多くの意見を寄せていただきたいという思いからです。今日までに2000件の意見が寄せられています。しっかりと受け止めて取り組んでいきます」と応えました。

提出した「意見書」はこちらです

申し入れ


新着情報

過去記事一覧

PAGE TOP