【報告者:古谷やすひこ 2025年5月30日】
5月29日は横浜市民にとっては忘れてはならない横浜大空襲があった日です。横浜大空襲は、朝9時20分頃、B29爆撃機が517機飛来して、1時間余りのところで43万8000個余りの焼夷弾を落としたというものです。その結果、中区、西区、南区、神奈川区を中心に、31万人が被災し、死者は公式発表では3,650人ということですが、8,000人近い死者がいたという、1時間余りでそれだけの規模の被害があったというのは世界でも稀な事態だったと聞いていますので、決して忘れてはならない。地元紙の神奈川新聞も特集の記事を出しております。
横浜市も、平和講演会を開き、私も参加をしてきました。講演会冒頭、日本被団協の和田雅子さんの講演があり、ノーベル平和賞を受けて、この間、核兵器禁止条約の批准が進んでいる中、核兵器を廃絶することをやっぱり引き続き求めていくということで講演もありました。
その後、南中学の生徒による戦争平和の学びの発表があり、横浜大空襲で被災された川島よし子さんがその体験を語られました。本当にひとこと一言が重いお言葉だったなというふうに思います。話を聞いた私たちが決して忘れてはならないし、伝え続けていかなければならないと思います。引き続き、私たちはこういった平和に関する予算をしっかりとつけるようにということを求めていきたいと思います。本当に今日発表した子どもたちの発表が素晴らしくて、こういう子どもたちがいれば本当に安心だなって思えるぐらいいい発表だったなと思います。
