中学校給食は命綱、早急に実現を
日本共産党横浜市議団は3日、来年度予算要望にむけて市政懇談会を横浜市技能文化会館で開きました。暑い中、56名の市民が参加しました。
最初に大貫憲夫団長が、昨年8月に市長が中田氏から林氏に代わり、子育て・教育等で林カラーが出され始めている一方、民営化や開発など中田カラーも色濃い状況を「混ぜご飯」と表現し、「みなさんの声を聞かせていただき、市民要求実現で混ぜご飯の色を変えていきたい」と述べました。
会場からは、教育、介護保険、生ごみの収集、生活保護、公営住宅、道路、公園など、様々な問題について、要望が出されました。
中学校給食については、「弁当を持ってこれない生徒が増えており、給食はまさに命綱になっている。いま食生活が大変になっているなかで、給食を早く実現してほしい」「毎年署名を行っている。全市的な要求だと思っている」などの発言がありました。
夏場の生ごみの収集が昨年まで3回だったのが今年から2回になったことについて、「今年は特に暑いせいもあり、収集車がくるまで悪臭がすごい」「女性の市長だから主婦目線で、6月から9月まで週3回収集してほしい」という意見が出されました。その一方で、生ごみのたい肥化などを市職員が率先して学び、ごみを減らしていく努力が必要という意見も出されました。
生活保護費に市独自で上乗せしていた夏冬の慰問金を復活させてほしいという要望があがり、生活保護を受けているという男性は「物価が上がる分、保護費をあげてほしい。消費税が上がったら保護費も上げてもらわないと生活できない」と発言。これに対して関議員は、「生保は国の制度なので、ぜひ請願をだしてもらって、議会の総意として国に意見をあげていきたい。この暑い夏クーラーを我慢している生保受給者も多く、プラスアルファとして慰問金などを市独自で行うべきだ」と述べました。
最後に大貫団長が「すぐにできることは早速市と交渉して実行させ、そうでないものも議会で取り上げたり申し入れを行うなどあらゆる機会を利用して、実現に向けてがんばりたい」と決意を述べました。