11月27日~12月17日の期間で、横浜市会2020年第4回定例会が開催中。第4次となるコロナ対策補正予算案も上程されました。29事業、30億5,200万円です。
PCR検査体制の強化など、市民とともに要望してきたことが一部反映されました。しかし、問題のある議案も盛り込まれています。見直しと、市民が求める制度の更なる拡充を求めていきます。主な内容を紹介します。
●休日夜間診療体制の整備
・休日夜間診療所及び夜間救急センターで、感染症の疑いがある発熱患者の診察・検診体制の整備。対応日は年末年始含めた日曜・祝日。
予算:1億3,400万円
●感染症コールセンター等の設置・ 運営事業
・感染症コールセンターの24時間化、電話回線の増強(40→最大80回線)。
予算:1億9,300万円
●クラスター予防対策強化事業
・クラスター予防・対策チーム(Y-AEIT)が実施しているPCR検体採取等を民間業者にも委託し、 検査対象増に対応(最大6,000検体/月)
・職員体制の強化:看護職及び事務職を区局に60人程度配置(派遣)
予算:4億2,400万円
●簡易検体採取所の体制の強化
・4,344件(10/31時点)→11,520件(~2021年3月)へ。対象は医師が必要と判断し、市内の簡易検体採取所まで車などで来れる方。
予算:2億3,400万円
●高齢者施設の新規入居者PCR検 査費等の補助助成事業
・特養ホームなどに新規で入居する65歳以上で検査を希望する人に、検査費用を助成(1回2万円程度、一回)。
予算:1億1,100万円
●文化芸術講演等の支援事業
・2021年1月~3月に実施されるリアルな文化芸術活動(有料公演・展示)の感染症対策(PCR検査含む)、会場費等を補助。客席1,000以上:上限50万円、1,000未満:上限25万円
予算:1億2,000万円
●中小企業の「新しい生活様式」 対応支援事業
・「新しい生活様式」に対応するための備品購入や内装工事等にかかる経費を補助。補助率・上限:中小企業9/10・30万円、個人事業主9/10・ 15万円。12月申請受付開始。1,000件を想定。
予算:2億3,000万円
●家計が急変したひとり親世帯へ の臨時給付金事業
・1世帯あたり一律10万円(1回)。2021年1月末以降に受付開始。
・対象:国の「ひとり親世帯臨時給付金」を受給した世帯のうち、児童扶養手当を受給していない世帯で、家計が急変した市内在住世帯。
予算:2億1,300万円
横浜版GO・TO? 今やるの?
■「市内観光・MICE復興支援事業」
2020年12月~2021年3月実施
・着地型旅行商品の販売
→旅行代理店が企画・販売する旅行商品代金の一部助成。補助率は最大で1/2。
・市内宿泊促進プロモーション
→オンライン販売される横浜宿泊商品に価格に応じたクーポンを付与。(5,000円、3,000円、 1,000円のいずれか)
予算:2億円
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